PROFILE プロフィール

ヌーノ・ベッテンコート / Nuno Bettencourt (g, piano, vo)
パット・バジャー / Pat Badger (b, vo)
ゲイリー・シェローン / Gary Cherone (lead vo)
ケヴィン・フィグェリド / Kevin Figueiredo (ds)

85年マサチューセッツにて、ヌーノ・ベッテンコート(g & vo)、ゲイリー・シェローン(vo)、パット・

バッジャー(b & vo)、そしてポール・ギアリ(ds)によって結成される。ヌーノとゲイリーによって書き溜められた55もの楽曲をもって、88年にA&M Recordsと契約。翌89年には、記念すべきデビュー・アルバム『EXTREME』を発表する。

そして90年、ロック史上に残る傑作と呼ばれる『EXTREME Ⅱ: PORNOGRAFFITTI』を、DOKKENなども手掛けた名手マイケル・ワグナーによるプロデュースで制作、発表。「Decadence Dance」や「Get The Funk Out」といった名曲を収録し、「Get The Funk Out」は英国チャートでも19位にランクインするなど、世界規模での人気を手に入れる。そして何と言ってもEXTREMEの代名詞とも言えるバラードを代表する名曲「More Than Words」は91年にシングル・カットされ、じわりじわりと全米を席捲し続け、ビルボード・シングル・チャート1位を記録している。

世界一のロックバンドとなった彼らは、92年に3部構成の3rdアルバム『Ⅲ SIDES TO EVERY STORY』を発表。94年には英国ドニントンのロック・フェスティヴァル「MONSTERS OF ROCK」に出演。が、そのときはすでにポールはマネージメント業に集中するため脱退しており、元ANNIHILATORで現在DREAM THEATERに在籍するマイク・マンジーニがドラムを叩いた。

95年に、4thアルバム『WAITING FOR THE PUNCHLINE』をリリースするも、96年にゲイリーがVAN HALENに引き抜かれ脱退。(ゲイリーは98年の『VAN HALEN Ⅲ』に参加) バンドは事実上の解散状態に陥る。

ヌーノはソロ・アルバム発表やPOPULATION 1名義のツアーを行うなど、DRAMAGODS名義でのアルバム『LOVE』をリリースするなどの活動を続ける。そして03年にハードロック・カフェ主催の『GUITAR WARS』参加のため来日したヌーノは、急遽シンガーが必要となったため呼び寄せたゲイリーとともに「Get The Funk Out」や「More Than Words」といったEXTREMEの名曲を披露。その後04年、EXTREMEはツアーのみの再結成を果たし、05年には日本を含む数ヶ所でもツアーを敢行し、ファンを熱狂させたことも記憶に新しい。

そして08年、ヌーノ、ゲイリー、パットのオリジナル・メンバー3人に、DRAMAGODSでもヌーノとプレイしたケヴィン・フィグェリド(ds)を迎えたラインナップで、7/11の「ROCKLAHOMA」参戦を皮切りに、7/29のニューヨーク公演から本格的なアメリカン・ツアーを開始。8月には奇跡の復活作にして、通算5枚目のスタジオ・アルバム『SAUDADES DE ROCK』をリリース。その勢いそのままに、同年12月には大規模なジャパン・ツアーを敢行。東京(C.C. Lemon Hallで4公演)、大阪、名古屋、広島をまわり、大成功を収めている。

デビュー20周年を迎えた2009年には、7月のテキサス公演を皮切りに、RATTとともにひと月の全米ツアーに出発。8月8日の地元ボストンは「House of Blues」での最終公演はEXTREME単独で行われ、会場には大勢のファンが詰め掛けた。その夜のパフォーマンスは、初のライヴ作品『TAKE US ALIVE』として2010年に発売となった。ゲイリーはHURTSMILEなる自身のバンドを結成し、2011年、2014年にそれぞれアルバムも発表。EXTREMEとしては、2014年にデビュー25周年を記念したジャパン・ツアーも行なった。

一方のヌーノは、人気ポップス/R&Bシンガー、リアーナのワールド・ツアーのリード・ギタリストとしても活動しながら、2015年5月に、米・ラスヴェガスにて『PORNOGRAFFITTI』のリリース25周年を記念して完全再現ライヴを行なう。その音源と映像を収め、2016年に『PORNOGRAFFITTI LIVE 25 / METAL MELTDOWN』として世に送り出される。その作品を携えて、2016年9月末からの来日公演を実施。2022年4月には、ジョン・レノンの息子ジュリアン・レノンがウクライナ支援キャンペーンのために公の場で初めてプレイしたTHE BEATLESのカヴァー「Imagine」で、ヌーノが共演して話題に。

そして2023年6月、本当に長いこと待ち望まれたEXTREMEの通算6枚目のアルバム『SIX』が世に送り出される。

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