PROFILE プロフィール

L. to R.
ルドヴィコ・チョフィ / Ludovico Cioffi - bass
サンダー・ズーア / Sander Zoer - drums
ダイアナ・リア / Diana Leah- vocals
ロナルド・ランダ / Ronald Landa - guitars
マタイン・ウェスターホルト / Martijn Westerholt - keyboards

1996年、オリジナル・キーボーディストとしてオランダ産シンフォニック・メタル・バンドWITHIN TEMPTATIONの結成に立ち会ったマタイン・ウェスターホルト。その後のバンドの世界的躍進の立役者のひとりとなったマタインだが、2001年に伝染性単核球症を患い、WITHIN TEMPTATIONからの脱退を余儀なくされてしまう。体調が回復したマタインは、新たなシンフォニック・メタル・バンド結成へと向けて奮起することとなる。アンネ・インヴェルニッツィなるシンガーをはじめ、ロイ・ファン・エンクフイゼンとフランク・ファン・デア・メイデンというギター・チーム、マルタイン・ウィレムセン(b)、ティム・クーパー(ds)というメンバーを揃えたマタインは、DELAINとして4曲入りのデモ『AMENITY』を2002年に制作するも、バンドは空中分解してしまう。

その後マタインは、シャルロット・ウェッセルス(vo)と出会い、彼女とのふたりのプロジェクトとしてDELAINを再始動させ、デビュー・アルバム『LUCIDITY』を、Roadrunnerより2007年にリリースする。この作品には、プロジェクト・メンバーとしてWITHIN TEMPTATIONのシャロン・デン・アデル(vo)、当時NIGHTWISHのメンバーであったマルコ・ヒエタラ(b & vo)、当時LEAVE’S EYESのシンガーであったリヴ・クリスティンらが参加していた。

デビュー作の出来と成功に手応えを感じたマタインとシャルロットは、DELAINをプリジェクトではなくバンドとして活動させるべくメンバーを探した結果、ロナルド・ランダ(g)、ライ・ファン・レンテ(g)、ロブ・ファン・デア・ロー(b)、サンダー・ズーア(ds)を迎え入れた。その後ライが脱退するも、2009年には2ndアルバム『APRIL RAIN』を発表。祖国のチャートで最高位14位にランクイン。バンドとなったこともあり、ドイツ・Wacken Open Airやアメリカ・ProgPower USAへの出演も果たした。

2010年、ロブが脱退し、オットー・スヒンメルペンニンク・ファン・デア・オイエ(b)が加入。翌2011年、ロナルドの替わりにティモ・ソマース(g)を迎えた新体制で、3rdアルバム『WE ARE THE OTHERS』をリリースし、祖国で最高位4位を記録。その勢いそのままに、2014年には4thアルバム『THE HUMAN CONTRADECTION』を発表した。その後、サンダーが個人的な理由で脱退。ルーベン・イスラエル(ds)が加入した。ときをほぼ同じくして、セカンド・ギタリストとしてメレル・ベクトールドを迎え、バンドは6人編成で、2016年にEP『LUNAR PRELUDE』、そして5thアルバム『MOONBATHERS』を世に送り出した。2017年10月には、初のライヴ作品『A DECADE OF DELAIN: LIVE AT PARADISO』をドロップした。2017年にルーベンの後任としてジョーイ・マリン・デ・ブール(ds)が加入。2019年には、EP『HUNTER’S MOON』を発表。その後、メレルが脱退。2020年には、通算6枚目のスタジオ・アルバム『APOCALYPSE & CHILL』をリリースした。
　
2021年2月15日、バンドとしてのDELAINのラインナップは解体し、マタインのソロ・プロジェクトとして存続されることが発表された。しかし同年6月9日、マタインはインタビューにおいて、DELAINはソロ・プロジェクトではなく新メンバーと元メンバーの構成で続けることを明言。その発言のとおり、元DELAINのドラマー、サンダー・ズーアの復帰。直後に、元ギタリストのロナルド・ランダの再加入も発表された。2022年5月19日、ルドヴィコ・チョフィが加入。2022年8月9日に新曲「The Quest and the Curse」をリリースするとともに、新しいリード・ヴォーカリスト、ダイアナ・レアを発表した。その新曲も収録された7thアルバム『DARK WATERS』は、2023年2月にファンのもとに届けられる。