2003.03.24

2003年3月5日 ダブリン

同志よ、

ダブリン以外にツアー初日にふさわしい場所は思いつかない。ああ、ダブリン。
ビールが水のように流れ、水がギネスの町。

火曜日の朝、ニューヨークから到着。飛行機の中で眠れたので、いつものように(時差に慣れるために)何とか夜まで眠らずにいようと努力することもなかった。ジョン(ブッシュ)、アンディ(グラスゴー出身のカメラマン)、そして俺の3人は町を歩き、午後3時にはパブのはしごを始めた。ジョンは行儀よくシラフでいたけれど、俺とアンディは何度も酔っ払っては酔いからさめるのを繰り返した。

ここで飲むギネスほど素晴らしいものはない。俺は決して大酒飲みではない、特にパンテラのヤツらと比べればね、でもヤツら以上の酒飲みがいるかい? でも、ここでは俺も飲む。飲むと酔っ払うチョコレート・ミルクみたいなものだね。わが友、ギネスよ!俺のお腹のベッドまでおまえを連れて行くぜ!

俺たちはフランク、ロブと合流してBRUXELLESってパブに行った。そこにはメタルの曲がいっぱい入ったジュークボックスがあった。CRADLE (OF FILTH)からCARCASS、SLAYER、THIN LIZZYまで。ダブリンに来たら、あのパブへ1〜2ガロン*くらい飲みに寄ってみなよ。酒の話はこのへんで止めておこう。(*注:1ガロン=約3.78リットル)

水曜の朝起きた時、気分爽快だった。二日酔いなし。時々そんなふうにラッキーなこともある。寝る前にエヴィアンとアドヴィル(鎮痛剤)を飲んだおかげだ。

ライヴ初日。バックステージで座って待つ間、緊張していた。観客が怖いわけじゃない。自分達(のライヴ)がひどくないことを祈ってた。長いセットだし、「Gung Ho」みたいに長いことやってない曲を演奏することだし。セットの途中で一瞬緊迫状態になった以外は、初日としてはすごく良かったと思う。観客は素晴らしかった。7年間、俺達を待ち続け、会場をいっぱいにし、大声で歌い、大きなピットもできた。素晴らしい歓迎だった。

(去年秋の)MOTORHEADとのツアーを除いて、少なくとも5年以上も来なかったのに、全く時の流れを感じないのは不思議だ。全く新しい観客もいたけれど、悪い時でもずっと俺達と共に歩んできた忠実なファンもたくさんいた。俺達への忠誠とリスペクトをありがとう。まさに今お返しをしたよ。レコード、そしてツアーはホントにヘヴィな音楽がちゃんと生きていることの証だ。ロバート・デ・ニーロが『レイジングブル』で言ってるようにね。「俺は倒れなかった」

今日はグラスゴーで1日オフ。明日の夜はThe Barrowlandsだ!きっとスゴイことになるぜ!!!!!

また、明日

スコット


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