Letter of thanks : 高橋良輔監督さま

まさか、高橋良輔監督と「恋愛」の話ができるとは思ってませんでした!
対談場所までの坂道で「石川さんと恋愛の話でもしようかなと思ってた」という話を聞いて、可愛らしいことをおっしゃるなあ・・と。

もっとも、高橋監督とアニメーションの話をしようと思っていた訳ではありません。第一線で仕事を続けてきた方ならではの、「見えてきた」話、なにか「突き抜けた話」が必ずやあるだろうと思っていたのです。
なにかと不安を抱えている私たちは今、生きた言葉を欲しがってますから。
それを私は「栗拾い」のように籠をもって、美味しそうな話をいそいそと拾いに来た訳です。

監督は話の中で物事の中心をつくようなワードを置きながら、ざっくりと真面目な話をしつつ、タイミングよく「それほどでもないよ」とおとぼけになる辺りが、何とも余裕があり、人を惹きつけるところなんだろうと思いました。
監督は「嫌いな人がいない」とおっしゃってましたね。そういえば映画評論家の淀川長治さんもそのようなことを言っておられましたが、それってどうやったらそうなるんですかね?(笑)その答えを貰ってませんでしたわ!
ちなみに私は人並みにちらほらいます・・(笑)

そういえばですが。恋愛の話で、「理想としては、家庭にヒビぐらいは入るけど、形まで壊れないところかな」とおっしゃってましたね・・
それって俗にいう「ズルい男」?と言われる典型でございます!
女性のいるところであまりに無防備な・・・(笑)面白すぎます。

仲良く「足浴」までさせて頂きました。
監督と裸足になるとは思いませんでしたが、高橋監督も対談で足浴は 初めてだろうと思いましたので、記憶として残ってくれるのを希望します。

「幕末機関説 いろはにほへと」に提供させて頂いた「涙」という曲は、 石川智晶が「演歌」を作るならこんな感じかな?というところで作らせて頂きました。
日本刀の写真を眺めながら仕上げていったのですが、そうやって出来た作品が「いろはにほへと」という作品に本当にシンクロしていたのかはわかりません。
そうやっていつも試行錯誤です。
監督がおっしゃったように暖簾だけは降ろさずなんとかやって行きます。

まだまだ話を聞きたかったです!
またお会いできたらと思います。
お忙しい中、ありがとうございました!

石川智晶

《戻る》