PRESS RELEASE

プレスリリース

2013年9月24日

空間音響デザイン・ソリューション【KooNe[クーネ]】
新設の神戸市立新東灘図書館に導入決定
ハイレゾ音源と独自の空間音響設計で、図書館空間の新たな演出を担う

ビクターエンタテインメント株式会社[代表取締役:斉藤正明/以下 ビクター]は、BtoB事業を推進するエンタテインメント・ラボが手掛ける空間音響デザイン・ソリューション【KooNe[クーネ]】を株式会社図書館流通センター[代表取締役:渡辺太郎/以下 TRC]を通じ、神戸市が新設する新東灘図書館へ導入いたします。超高音質のハイレゾリューション・サウンドでデザインされた空間音響ソリューションの導入は、国内の公的な図書館においては初めての、世界でも類のない試みとなります。

神戸市より委任を受け、指定管理者として本年9月23日に新設される神戸市立新東灘図書館の運営管理を行うTRCは、1996年の兵庫図書館以来17年ぶりの当該図書館設立にあたり、「新しい図書館空間体験」として、利用者の方々に“本を借りるための図書館”から“市民の書斎”への転換を図り、創造性に活力を与える場所として知的で豊かな空間を体感していただくことをコンセプトに、当該図書館の環境空間創設に取り組んできました。

このコンセプトを受け、ビクターは、同社が本年7月に五感(聴覚・嗅覚・視覚・触覚・味覚)ビジネスに関わる企業4社と設立した共同プロジェクト「KANSEI Projects Committee(カンセイ・プロジェクト・コミッティ)」のメンバー会社、エアアロマジャパン株式会社[代表取締役 柳川舞/以下 エアアロマ]と共に、人間のもつ五感の深いリラックスが、集中して充実した読書や学習、思索、創造を生み出す可能性が高いことをTRCに提案し、神戸市およびTRCの共感を得て、超高音質のハイレゾリューション・サウンドによる自然音と専用機器を利用した音響設計をデザインするKooNeの導入決定となりました。 なお同様にエアアロマが提案した香りの導入も決定しています。

TRCは、KooNeの導入により、図書館のイメージでもある「無音」状態が、周りの人の気配や場合によっては匂いを増幅させて、知的創造作業への集中の妨げになるといった懸念を払しょくし、感性に訴えた高度な快適空間を創造することで、利用者の方々に居心地の良い新しい体験を提供できることを期待しています。

ビクターは、今回の図書館という公共施設における導入を機に、多くの方々にKooNeを体感していただくことを期待し、今後も「居心地」「リラックス」「創造性」を求め空間環境にこだわりを持つ企業・団体との取組みを推進していきます。

■導入先概要

名称
神戸市立新東灘図書館
所在地
兵庫県神戸市東灘区住吉東町2丁目3-40
開館日
2013年9月23日(月・祝日)
開館時間
平日(火~土曜日)10:00~20:00
日・祝日 10:00~18:00
KooNe導入場所
2階 閲覧室
ホームページ
神戸市立図書館のホームページ
(「新東灘図書館」専用はありません)
http://www.city.kobe.lg.jp/

◆KooNeの概要について
KooNeは、豊かな自然音(森、川、海等の音)を再現するハイレゾリューションと呼ばれる超高音質・広帯域のクオリティのサウンドと、専用の音響機器類の活用、そして、より自然に音が耳に届く間接音響空間を設計・構築することで聴覚を中心とした“居心地の良い空間”を創造する空間音響デザインソリューションです。KooNeを導入することで超高音質な音に包まれ、聴覚環境が整備されることで、高いリラックス効果が期待できます。 癒し・メンタルケア・空間演出・企業の生産性向上など目的に合わせた機能空間の創造を求める社会や企業のニーズに応えるソリューションです。

●高音質・広帯域のハイレゾリューション・サウンドで録音された表現豊かな自然音
ハイレゾリューション・サウンドはCDの約3倍もの情報量を可能にし、高周波限界域も48kHzまでと、人間の可聴上限を超える高周波成分を豊富に含んだ自然に近い音の再生を実現します。
「KooNe」で提供されるハイレゾリューションによる高音質自然音(森、川、海等の音)は、脳の活性化を促しリラックス状態を導き心地よさを促進させます。(※自律神経測定 参照)

●独自の空間音響デザイン
「KooNe」は空間や施設に設置している従来の音響設計を一から見直し、長年の研究の結果、間接音を意識した独自の空間音響設計を行い、人に優しく音が届くようデザインを手がけています。これにより音に包まれるような快適なリラックス空間を創造いたします。

※自律神経測定:ハイレゾリューション・サウンド体感時における自律神経のモニタリング
<監修>
梅田 智広 医学博士/奈良女子大学 
社会連携センター 特任准教授
水木さとみ 医学博士・心理カウンセラー

ビクターエンタテインメント社において、老若男女29名に小型自律神経測定機器を装着し、精神負荷の強い百マス計算実施時、音のない安静な状態、ハイレゾリューション・サウンドが流れる空間にいる状態を比較し、被験者のLF(交換神経)/HF(副交感神経)および心拍数への影響を調べました。その結果、心拍数およびLF/HFいずれも同様の傾向を示し、計算 >安静 >ハイレゾリューション・サウンドとなり、安静時と比較でわずかな数値さではあるが、ハイレゾリューション・サウンドが最も精神的に安定しました。すなわち、リラックス状態であることが分かりました。

■KooNeオフィシャル・ウェブサイト:
http://www.koone.jp/
 KooNeオフィシャルFacebook:
https://www.facebook.com/koone.victor

◆KANSEI Projects Committeeの概要について
KANSEI Projects Committeeは、「五感」と「3つの間(ま)※」という観点から空間の質を上げる研究・提案をする専門家チームです。 ※「3つの間」とは人間、時間、空間

プロジェクトとして、「居心地」「リラックス」「創造性」といった機能が空間創造に求められる社会において、当該機能を生み出すのに必要な五感に関する知識や知見を収集・提供し、人間の五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)のバランスを意識し、さらには 3つの「間」である人間、時間、空間という観点から空間を分析することで「居心地」など感覚的なものを可視化することに挑戦します。

この感性による機能空間を創造・提案することで、社会活動における生産性やコミュニケーション能力の向上などの効果を促し社会生活全体の空間価値・環境の向上・改善に貢献することを目的とし、当該目的に向け、五感と3つの間(ま)に関するセミナー、KANSEIコンサルティング、感性空間デザインといった活動を軸に運営しています。

[参加企業](五十音順)
エアアロマジャパン株式会社 
※KANSEI Projects Committee 代表/事務局
株式会社オノデラコーポレーション
株式会社KOMA株式会社デザインオフィスライン
ビクターエンタテインメント株式会社

■KANSEI Projects Committee
オフィシャル・ウェブサイト:
http://kanseiproject.com/


以上

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