リキッドルーム完全燃焼の初来日ライヴの模様を大公開!
初来日のINMEを直撃!ファーストアルバムのこと、初来日ライヴの感想など聞いてみました。
まずは自己紹介から...
デイヴ(以下D):インミーのデイヴです。ギターとヴォーカルをやっています。

ジョー(以下J):インミーのジョーです。ベースとサイドヴォーカルをやっています。

サイモン(以下S):サイモンです。ドラムをやっています。
D:彼は歌わないんだ。
S:MCもしないよ。
昨日(4/2)日本で初めてのライヴを行ったわけですが、自分でできはどうでしたか?
またオーディエンスの対応はどうでしたか?
D: すごい日本のオーディエンスは他の国とまったく違うと思う。独特の感じがしてリアクションも激しくて観客の中には涙を流している人もいて、とにかく最初のライヴなのにこんなに盛り上がってくれて自分たちもびっくりしているよ。
J: (自分たちと)違った文化を持っている人たちなのに同じ情熱や熱気みたいなのを一緒にシェアすることができて、すごく驚いているよ。
S: とっても観客が自分たちを理解してくれて夢中になってくれて驚いているよ。
普段、自分たちの国でやっているライヴと昨日行ったライヴで何か違った点を見つけましたか?
J: 毎回ショーをやる毎に同じショーはしないと思っているんだ。自分たちに限度をかせたくはないんだ、技術面においてもそうだし、パフォーマンスにおいてもね。
毎回違ったことをして自分たちがファンの人たちを愛しているんだということをみんなにわかってもらえるといいなと思っている。
D: 毎晩同じショーはやりたくないと思っているんだ。ファンからくるヴァイヴみたいなものを感じて自分たちのエネルギーにしているんだよ。何が普段と違ったかというところだけど、それは、自分が日本語をしゃべったことだと思うね。イギリスで日本語をしゃべることはないからね。これからトライしてみるのもいいかもしれないけどね。
バンド結成の経緯を教えてください。
D: 4歳の頃から僕とジョーは知り合いで、12歳頃まですごく仲良くしていて、12歳から音楽を一緒に始めたんだよ。
初めはCASIOのキーボードを使って遊んでるくらいだったんだけど、それぞれがギターとベースを手にしてバンドを組むことになったんだ。だけど、そうするとドラマーが必要になって、僕の弟クレイグの友達だったサイモンを紹介してもらって、一緒にリハーサルを始めてそれからバンドを3人でやるようになったんだ。
どのような音楽に影響を受けましたか?
J: すっごいいっぱいあるんだけど、名前をあげるとしたら、ピンク・フロイドだったり、レッド・ツェッペリンだったり、ブラック・サバス、アイアン・メイデン、ニルヴァナ、あと自分たちの父親が聞いていたものからも影響を受けたりしたよ。ただ、好きなものだけではなくて嫌いなものでも自分が聞いたものすべてが、たぶん自分の音楽的感覚に影響を与えていると思う。
D: 自分が人生で経験したことも自分の音楽に影響を与えていると思う。
バンドがデビューしてからイギリスでは急速に人気が上がっているわけですが、そのことについてどう思っていますか?
J: イギリスも日本も人気が急上昇しているんだけれども、どこからともなく出てきたって感じなんだけれど、実際僕たちは長い間活動を続けてきていて、最近になって注目を浴びるようになってきたんだ。
こうやって音楽を通して人々と感情的に繋がりあいをもてるというのは、すごく素晴らしいことだと思うし、そのフィーリングを大切にしたいと思うよ。
D: 「自分のやりたいことをやる」っていうことをやっていて、たぶんそういった自分たちの誠実なところが、人々にうけているんじゃないかと思う。あと、バンドのサウンドに関しては、メロディーがたぶんキャッチーだから人々にうけているんじゃないかと思うよ。
アルバムが出たばかりですが、実はこのアルバム、レコーディングしてから1年くらい経っていると聞いていますが、客観的にみてファーストアルバムをどのように思いますか?
J: 自分たちの複雑な感情を表していると思う。すごい情熱とか感情移入されたアルバムで、そのとき自分たちの抱えていた問題を音として音楽として表現したものだと思う。すごい怒りを表現しているアルバムだと思うけど、聞いてもらってもなんでこんなに怒ってるんだろうって、わけわからないアルバムかもしれない。とにかく内からでる困惑とか苦悩を表現したアルバムなんだ。
D: 自分たちがこんなに成功する前の自分たちが感じていたもの、そのものを音楽にしたアルバムなんだ。1年前にレコーディングしたけれども自分が1年前に作ったものを今聞いてみるとその時の感情とは実際違って、(今は)もっと幸せな気分になっているんだけどれども、聞けばその時の感情がまた甦って、今、そんなにアルバムをちゃんと聞くというのは、辛い感じがするんだ。でも実際演奏するとなると、やっぱりこの音楽が大好きだと思えるんだよ。
J: なんとなく聞くとすごくちょっと気分が落ち着かなくなるようなアルバムなんだけれども、僕たちにとっては意味のあるアルバムに仕上がっていると思う。
これからのスケジュールを教えて下さい。
J: この日本の後は2日間くらい自宅でのんびりして、その後ヨーロッパとかフェスティバルに参加して、サマー・ソニックにも出演する予定だよ。あとはアメリカ、オーストラリアにも行く予定。
D: そういったこともあるし、あと次のアルバムを作るのを待てないくらい楽しみにしているんだ。プロモーションするのはいいんだけれど、そういう風にし過ごして次のレコーディングまで時間がかかってしまうのにはイライラしてしまうな。
J: もう、次のアルバムのアイディアはあって、人にも聞いてもらったりしてるんだけれど、聞いてくれた人がみんなかなり気に入ってくれているので、自分たちでもワクワクしているんだ。
日本の人たちに向かってのメッセージ
J: 今まで応援してくれてありがとう。サマー・ソニックでまた戻ってくるので、その時 また逢いましょう。これまで君たちと出会えて嬉しかったよ。また次回来たときは、よろしくね。