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森 雪之丞(Fixer・作詞)
上智大学英文科在学中から渋谷ジァンジァン等で弾き語りのライヴを始め、同時にプログレッシブ・ロックバンド『四人囃子』のゲスト・シンガーとして吉祥寺OZや日比谷野音で歌うようになる。大学中退後、1975年に作詞作曲家としてプロ・デビュー。シンガー・ソングライターとしては77年、79年にソロ・アルバムをビクターから、また86年には10年来の夢だった劇的舞踏バンド『マイティ・オペラ』を窪田晴男、香瑠鼓、ラッキィ池田、村田陽一らと結成、フォーライフよりシングル&アルバムをリリースする。作詞家として、シブがき隊、斉藤由貴、浅香唯などのヒット・チューンやアニメ主題歌に多くの作品を提供していたが、89年に再結成した『サディスティック・ミカ・バンド』のリリカル・ワークを手掛けた事により、ロックに於ける言葉の果てない可能性とパワーを再確認、より先鋭的な歌詞の世界を築きあげる。その後、布袋寅泰、桑田佳祐、高橋幸宏、hide、氷室京介など多くのロック・アーティストから支持を受け、多角的なブレーンとしての作詞活動を続ける。94年から実験的なポエトリー・リーディングのライヴ『眠れぬ森の雪之丞』を主催し、行動する詩人としても幅広く活躍。独創的な美学のなかでメロディーに捉われないその詩作品は多くの世代に熱いファンを持ち、まさに世紀を跨ぐ『詩人』としてのスタンスを確立している。03年にはかねてからの盟友岸谷五朗とともにポエティック・エンタテインメント『POEMIX(ポエミクス)』を上演。ポエトリー・リー ディングにスポットを当てながら洗練されたフィジカル・パフォーマンスによって観客の度胆を抜いた。作詞家・31年目のキャリアに突入した現在もなお、「言葉のアーティスト」として紡ぎだした作品群で、言葉の可能性を極限まで高めることに挑戦し続ける 。近作ではCHEMISTRY「Winds Of Words」や『世界遺産』 (TBS系) のテーマ曲「The Song of Life」などがある。