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UenoYoko solo project2002 - -

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上野洋子/Puzzle


:: 収録曲
- 01. Slither Link
- 02. Maze
- 03. Polyomino
- 04. Seek Words
- 05. MacMahon
- 06. Sumcross
- 07. Tower Of Hanoi
- 08. Flexagons
- 09. Number Place
- 10. Shmuzzle
- 11. Tangram
- 12. Tic Tac Toe

:: 参加アーティスト
Ronan Browne(uilleann pipes)
駒澤裕城(pedal steel guitar, acoustic guitar)


1曲につき平均20トラック以上のヴォイスを重ねた超絶ヴォーカリーズの渦、渦、渦...!
天上の声かのごとく優しく包み込まれたかと思えばまだ見ぬ異国の地に連れて行かれた様な感覚におそわれる、それは聴く人の心象風景を映し出す鏡のようなもの...
自分の中に眠っているかもしれない、素敵な場所を探しにあなたもマインドトリップしてみませんか?


■上野洋子連載コラム(ソロプロジェクト2002)
初めまして。上野洋子です。
普段はCMの音楽などを書いて暮らしていてどちらかと言えば裏方の仕事が多いのですが、この度ヴォイスの多重をメインとした自分のアルバムを出すことになりました。
どんな感じかというとこれがなかなか一言では説明しにくいのだけれど、どの曲も何十回か声を重ねたコーラスで構成されていて、でもコーラスと言うよりは普通なら他の楽器がやるパートを色々声色を変えてヴォイスでやったような、「一人口オーケストラ」っぽい雰囲気かもしれません。
全曲意味のある歌詞がついていないので、歌ではなく、楽器としての声を楽しんでもらうインストアルバムで、曲調も色々、ヒーリングでα波出そうかなと思っていたらアドレナリン出ちゃったみたいなバラエティーに富んだラインナップにしたつもりなので、興味のある方は是非聴いてみて下さい。
<「わん!」ビクターメールマガジン 第20号 掲載>
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「Puzzle」はビクターのサイプレスシャワーというレーベルからリリースされるのですが、ここは何とも格調高いというか、過去のどのアーティストの方も有名音大卒でその世界で名をはせている人揃いで、私のような高校もろくに行っていない不良娘にはとても敷居が高い感じがしたのです。
でも今更どうこうなることでもないので思い切り開き直って、雑種には雑種なりの良さがある!と邪道の極みを追求することにしました。北欧っぽいメロディにアジアのリズムパターンを入れたり、時代的に何百年も離れている旋法を混在させたり好き放題。一応レーベルの名を汚すことのないよう、聴き触りは気持ち良いものにと努力しましたが、音楽理論的にはハチャメチャです、確信犯ですが...
一風変わったものが聴きたい方、是非是非!
<「わん!」ビクターメールマガジン 第21号 掲載>
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「puzzle」というタイトルには、今回の曲をアレンジしている時の私の気分が表れています。
何十パートもの声で構成されているので、その時のノリで思いつくままに重ねていたのではあとで辻褄が合わなくなってしまうので、家であーでもないこーでもないと細かく譜面を書き込んでからスタジオに向かいました。
それはまるでパズルでも解いているような作業で、こっちが上がっているからそっちを下げよう、ここに隙間があるからあれを入れてみたらどうなるかな、4拍子の上に3拍子を乗せたら最小公倍数が12だから、う〜んとう〜んと・・・あー計算機どこ行ったー!という風にアレンジは進みました。
出来上がった曲の中の一つのラインだけ聴くと、どの曲か判らないようなメロディを歌っているものなんてザラで、一つ一つのピースが合わさって初めて1曲になるのです。
でも、聴く人にとってはそんな脳みそがウニになるような小難しい音楽にはなっていないので安心してくださいね。
<「わん!」ビクターメールマガジン 第22号 掲載>
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「puzzle」はどこを取ってもコーラスだらけなので、あまりゲストミュージシャンには参加してもらっていないのですが、普段お付き合いのあるスタジオミュージシャンではなく、滅多に一緒にできない人という基準で人選してみました。
飛騨高山に住んでいるペダルスチールの駒沢裕城さんに7時間も運転して来てもらったり、私と同様にCMなどを書いている本当は作曲家の加藤道明さんにギターを弾いてもらったり、いつもの仕事とは違う雰囲気を楽しみました。
一番ユニークなのはイーリアンパイプのローナン・ブラウンで、彼はアイルランド在住なんですが、なんと一度も会わずにメールとCD-ROMのやりとりだけで録音を済ましてしまいました。彼とは一昨年ゲーム関係の仕事で2週間ほど毎日顔を突き合わせていたので、直接会わずともお互いの手の内は見えていたというわけです。
そんな珍しい楽器も聴ける「puzzle」、楽しんでいただけたら嬉しいです。
<「わん!」ビクターメールマガジン 第23号 掲載>

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