★上原徹が歌う「生きるものの歌」
中村八大氏の穏やかで繊細且つ力強いメロディに乗せて、永六輔氏の生死観が綴られていく「生きるものの歌」。
そのメロディの響きと歌詞の持つ意味の深さは計り知れない。今回この歌を歌おうと思った上原徹の気持ちの背景には、最愛の妻や、親しい友人との死別という体験があった。人として生きながら、やがては必ず問われる生死の問題は、誰もがさけては通れない人生の大きなテーマである。上原徹は、この作品の歌唱を通じて、人生を、愛を、死を、そしてそれでも生きていくということを見つめていく。聴く者の心に、そんな命題が見え隠れしてくる…そんな人生の深みを感じさせる楽曲である。
★「生きるものの歌」とは
作詞 永六輔、作曲・編曲 中村八大の六・八コンビで生まれた“ 六・八ソング ”の名曲。1974 年に永六輔自身の歌唱により発表された。その後、NHK 番組の挿入歌として使用されるなどし多くのファンに愛された曲。後には加山雄三、デューク・エイセス、さだまさし他多くの歌手に愛され歌い継がれている。
★MV(ミュージックビデオ)「生きるものの歌」について
MV の主人公である“TON”は、上原徹と親交が深かった漫画家さくらももこ先生から生前に贈られた、上原をモチーフとしたキャラクターである。今回このキャラクターを主人公に全編アニメでつくられたMV のストーリーは、昨年亡くなった上原の妻との実話を元に、その愛そして生死の物語が綴られている。妻を亡くし茫然自となっている上原徹にもう一度勇気をくれたのは、亡くなった妻だった。誰もが涙するMVに注目してほしい。このアニメーションMV は、株式会社さくらプロダクションの協力を得て株式会社ライトエアーが制作している。