我ら大異教軍… 命尽き果てるまで戦う!
ヴァイキングの歴史や北欧神話を伝承するメロディック・デス・メタル界の戦士たち!
勇壮かつ獰猛なサウンドと世界観に満ちた通算12作目のスタジオ・アルバム!
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01
ゲット・イン・ザ・リング
Get In The Ring -
02
ザ・グレイト・ヒーゼン・アーミー
The Great Heathen Army -
03
ヘイズルーン
Heidrun -
04
オーディン・オウンズ・ユー・オール
Oden Owns You All -
05
ファインド・ア・ウェイ・オア・メイク・ワン
Find A Way Or Make One -
06
ドーン・オブ・ノースメン
Dawn Of Norsemen -
07
サクソンズ・アンド・ヴァイキングス
Saxons And Vikings -
08
スカグル・ライズ・ウィズ・ミー
Skagul Rides With Me -
09
ザ・サーペンツ・トレイル
The Serpent's Trail
北欧神話やヴァイキングをモチーフにしたその世界観で、祖国スウェーデンのみならず欧州、北米、そしてここ日本をも魅了するメロディック・デス・メタル・バンドAMON AMARTHが、祖国で5位、全英25位、全米47位の前作『BERSERKER』以来、3年振り通算12作目のスタジオ・アルバム『THE GREAT HEATHEN ARMY』を、結成30周年目の今年ドロップする。
■パンデミック中に創られたアルバム
ヨハン・ヘッグ(vo)はこう語る。
「南米にいたときに酷い目にあって、最後の2、3公演のショウをキャンセルして、家に帰らなくてはならなかったんだ。最初は様子を見ながら2、3回ツアーをしようと思っていたんだが、すぐにしばらくは活動ができないことがわかった。その期間が1年にもなろうとする頃、『もういい。古いアルバムを携えてツアーに戻っても意味がない。だから代わりに新作の制作に取り掛かろう』と思ったんだ。パンデミックであれ何であれ、障害に直面し、それを回避する方法がない場合でも、道を切り拓くしかない。ヴァイキングたちはそうしてきた。邪魔なものがあるからといって、戦いを止めるわけにはいかないんだ」
■大異教軍を意味するタイトル
本作は10作目『JOMSVIKING』(2016年)のようなコンセプト・アルバムではないが、同じような歴史的要素からのインスピレーションが反映されている。アルバム・タイトルになっておりタイトル・トラックも存在する「The Great Heathen Army」とは、西暦865年に、キリスト教徒のアングロ・サクソン人が治めていたイングランドに侵攻した北欧ヴァイキングの集合隊、大異教軍のことを指す。ヴァイキングは長い間、修道院などの富の集積地への襲撃を続けていたが、この大異教軍ははるかに規模が大きく、そうした襲撃とは異なり、イングランドの広範囲を征服することを目的としていた。彼らは侵略軍であり、イギリス人に対して致命的な被害をもたらした。
ヨハン・ヘッグはこう述べている。
「妻のマリアがヴァイキングの生活や文化について、より難解な部分を探ってきたくれたことに起因している。音楽的には俺たちにとって未知の領域であるいくつかのサプライズがあると思う。全体的には俺たちが作ってきたアルバムの中で最もヘヴィなもののひとつだ。ダークでヘヴィな曲もあるし、力強くて面食らうような曲もあるが、AMON AMARTH節全開の曲もある。本当にバランスの取れたアルバムだと思う」
■SAXONが参加
7曲目「Saxons And Vikings」には、その名のとおりNWOBHMの名バンドSAXONのビフ・バイフォード(vo)、ポール・クィン(g)、ダグ・スカーラット(g)が参加。ビルはヴォーカルの他、作詞にも関与。ポールとダグはギター・ソロを提供している。
■プロデュースはメタル界を代表する名手再び
プロデュース、そしてミックスとマスタリングは、AMON AMARTH自身の2016年の10thアルバム『JOMSVIKING』の他、JUDAS PRIESTの2018年のアルバム『FIREPOWER』も手掛け、JUDAS PRIESTのツアー・ギタリストとしても現在活躍するアンディ・スニープ。
■アルバムを携えての大規模ツアー
9月と10月の2ヶ月にわたり、「Vikings and Lionhearts Tour 2022」と銘打ち、MACHINE HEADとのダブル・ヘッドライニング・ツアーでヨーロッパを回る。ゲストは同郷のTHE HALO EFFECT。その後は、CARCASSやOBITUARYらをゲストに迎えたヘッドライニング・ツアーを、11月から12月にかけて全米で行なう予定だ。