コンセプション
CONCEPTION
ステイト・オブ・ディセプション
STATE OF DECEPTION
超実力派シンガー=ロイ・カーンと、名ギタリストにしてバンドの頭脳=トゥーレ・オストゥビー(g)を擁するノルウェーのプログレッシヴ・メタルのレジェンドCONCEPTIONが、23年ぶりのフル・アルバム『STATE OF DECEPTION』をリリースする。
■不動のラインナップで再結成
2018年CONCEPTIONは、ロイ・カーン、トゥーレ・オストゥビー、インガル・アムリアン(b)、アルヴ・ハイムドル(ds)という、キーボーディストこそ不在ではあるが、1991年のデビューから解散した1998年まで不動であった4人で再結成。シングル『RE:CONCEPTION』と、EP『MY DARK SYMPHONY』をリリースしている。もちろん本作『STATE OF DECEPTION』も同じラインナップだ。
リード・シンガーのロイ・カーンはこう語る。
「ファンからの応援は、必然的に俺たちに新しいアルバムのレコーディングに突き動かした。これをリリースしなければ、彼らは暴動を起こしたことだろう! しかし、俺たちは曲の数々に非常に誇りにもっている。実際、本作は俺がこれまで関わった作品の中で最高のものだと思う」
■ファンによるクラウドファンディングで制作
「ファンと直接的関係を築きたい」というバンドの希望を反映して、このアルバムはファンから資金援助を受けて作られている。さらに、『STATE OF DECEPTION』は完全に自主制作されており、WITHIN TEMPTATION、EUROPE、RAMMSTEINなどとの仕事で有名なステファン・グラウマンの素晴らしいミックス・スキルの恩恵を受けている。交響的なメロドラマからロック・リフのユートピアに至るまで、バンドのトレードマークであるプログレッシヴ・サウンドを完璧に捉えた内容だ。
ギタリストのトゥーレ・オストゥビーがさらに詳しく説明する。
「この新しいアルバムの制作は、これまで以上にバンドの心と魂を深く掘り下げ、感情的で刺激的なプロセスだった。その結果はダイナミックで強烈で、2020年のCONCEPTIONの状態をキャプチャーできたように感じるよ!」
■AMARANTHEのエリーゼ参加
5曲目“The Mansion”には、AMARANTHEの女性シンガー、エリーゼ・リードが参加。ロイの温かくも力強いヴォーカルに、優しさ溢れるエリーゼのヴォーカルが重なり、呼応する。