オータサン/OHTA-SAN
ウクレレ・ボッサ・ノーヴァ

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01
フェリシダージ(幸せ) A FELICIDADE (A.C.Jobim - Vinicius de Moraes)
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02
メディテーション MEDITACAO [MEDITATION] (A.C.Jobim - Newton Mendonca)
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03
イパネマの娘 GAROTA DE IPANEMA [THE GIRL FROM IPANEMA] (A.C.Jobim - Vinicius de Moraes)
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04
お馬鹿さん INSENSATEZ [HOW INSENSITIVE] (A.C.Jobim - Vinicius de Moraes)
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05
ウェーヴ(波) WAVE (A.C.Jobim)
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06
あなたを愛してしまう EU SEI QUE VOU TE AMAR [I KNOW I AM GOING TO LOVE YOU] (A.C.Jobim - Vinicius de Moraes)
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07
ルック・トゥ・ザ・スカイ LOOK TO THE SKY (A.C.Jobim)
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08
エスケセンド・ヴォセ ESQUECENDO VOCE [FORGETTING YOU] (A.C.Jobim - Vinicius de Moraes)
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09
過ぎし日の恋 O AMOR EM PAZ [ONCE I LOVED] (A.C.Jobim - Vinicius de Moraes)
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10
デサフィナード DESAFINADO (A.C.Jobim - Newton Mendonca)
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11
コルコヴァード CORCOVADO (A.C.Jobim)
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12
ファヴェーラ FAVELA (A.C.Jobim - Vinicius de Moraes)
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13
トリステ(悲しみ) TRISTE (A.C.Jobim)
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14
ジンジ DINDI (A.C.Jobim - Aloysio de Oliveira)
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15
ワン・ノート・サンバ SAMBA DE UMA NOTA SO [ONE NOTE SAMBA] (A.C.Jobim - Newton Mendonca)
「ボク、もう引退ね」そんな風にオータサンが言い始めてからはや20年近くの年月が過ぎようとしています。実際は引退どころか、一曲でも多くオータサンのウクレレを聴きたいというウクレレファンたちがオータサンを休ませてはくれませんでした。
無理を言っていろんな仕事をお願いしてきた僕としても、それで良かったのかときどき不安に思ったこともあります。しかし、オータサンの演奏を聴くたびに、クリスマスの贈り物をもらった子供みたいに僕らは幸せな気分になるのです。そして「伝説のウクレレ弾き」なんていう称号よりも「生きている音楽」の方がどんなに素晴らしいかということをあらためて確認するのです。
こうしてまた今年、オータサンの新しいアルバムを手にすることが出来ました。オータサンのウクレレでこんなの聞いてみたい、という僕たちの要望が耳に届いたかのように、ボサノヴァの巨匠ジョビンの曲集です。「昔ブラジルではひどい目にあったのよ」とブラジル演奏旅行のいろんな逸話を聞いたことがありますが、実はオータサンはボサノヴァ、相当好きなんだなという気がします。幸運なことにレコーディング現場にも立ち会うことができたのですが、いつものレインフォレストスタジオで旧友のナンドー・スアンと一緒に実に楽しそうに演奏していました
ジョビンもきっと驚いたに違いないオータサンのウクレレ。ぜひ何度も聴いてみてください。僕は、そのうち若き日のオータサンの目に映ったブラジルが演奏の向こうに見えないかな、などと思いながら聴くことにします。
関口和之
Ohta-san: Ukulele
MARTIN#3 / Low-G tuning (M-2, 4, 5, 7, 9, 11, 13, 14, 15)
NAKANISHI / Regular (High-G) tuning (M-1, 3, 8, 15)
KAMAKA / 6-strings Ukulele (M-1, 3, 6, 8, 10, 12, 15)
Nando Suan: Guitar (M-2, 4, 5, 7, 9, 11, 13, 14)