四人囃子
Yonin Bayashi

FULL HOUSE MATINEE FULL HOUSE MATINEE

2019.11.20
DVD-VIDEO / VIBL-962
¥6,600(税込)
Victor
COLOR / NTSC/ 画面サイズ:4:3/ リージョンコントロール:2 / LPCM / オリジナル・ボーカル入り

  1. Opening Opening

  2. Dance Dance

  3. al-sala-di SCENE al sala di SCENE

  4. I'm In Action I'm In Action

  5. Chaos Chaos

  6. NOCTO-VISION FOR YOU NOCTO-VISION FOR YOU

  7. ハレソラ Haresora

  8. 一触即発 Isshoku Sokuhatsu

  9. 空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ Soratobu Enban Ni Otouto Ga Nottayo

  10. なすのちゃわんやき Nasu No Tyawanyaki

  11. 眠い月(Nemui-Tsuki) Nemui-Tsuki

  12. 一千の夜(1000 Nights) 1000 Nights

  13. DEEP DEEP

  14. Good-Good(Ending) Good-Good(Ending)

●1989年9月23日 MZA有明にて収録
●全14曲収録
●最新マスタリング
●新規解説:灘井敏彦(四人囃子リイシュー・プロジェクト・キュレーター)
●オリジナル解説書封入

四人囃子が積極的に活動していた70年代の映像は残念ながらちゃんとした形で残っているものがほとんど無く(あの伝説のワンステップ・フェスティバルでのライブ映像も残っておりません)、この『FULL-HOUSE MATINEE』が2000年までの四人囃子の活動の中で唯一とも言える作品として残された貴重な映像です。収録されたライブ映像をご覧いただければお分かりいただける通り、大掛かりな照明機器を導入しての華やかなライティングと時代に先駆けたステージセット、何台ものカメラを駆使した抜群のカメラワーク、そして何よりも70年代に勝るとも劣らない素晴らしい演奏がここには収められております。また、このライブ映像には四人囃子の各時代の代表曲、それも当時のメンバーによる演奏が非常に良い形で収められたことで、結果的に四人囃子の活動を総括する内容となっています。

2000年以降はRock Legendsシリーズで四人囃子としてのライブ演奏が定期的に行われましたが、そのいずれも森園囃子時代の初期の楽曲でのライブであったため、中期の佐藤囃子時代の楽曲、そして『Dance』からの楽曲の演奏はこのDVDでしか今のところ見ることが出来ません。世間では『一触即発』でデビューした当時の印象が強いため“四人囃子=一触即発”として語られることが多いのですが、ぜひこの機会にこのDVDを通じて佐藤囃子時代以降の楽曲にも再度触れていただければと思います。例えばアルバム『NEO-N』からは「NOCTO-VISION FOR YOU」が演奏されましたが、サポート・メンバーの演奏が加わることでスタジオ・テイクに近い形での演奏が可能となり、印象的なシーケンス・フレーズにライブならではの躍動感溢れる演奏が合わさることでスタジオ・テイク以上の素晴らしい内容で聴くことが出来ます。きっとこの曲などは今聴いてみる方がリリースされた1979年当時よりもカッコよく聴こえるのではと思いますがいかがでしょう?そして、残念ながら2014年に他界された佐久間氏が四人囃子のライブで残した迫力あるギター演奏とステージ・パフォーマンスをご覧いただけるのもこのライブ映像だけです。

70年代初めの日本のロックの黎明期にデビューした四人囃子ですが、その活動において日本のロックの歴史に1本の道を切り開いたことに異論はないでしょう。その後の活動においては常に時代を一歩先取りした内容の作品を発表し、今では伝説として語られる数多くの瞬間を残してきた四人囃子が、このライブ映像では伝説ではないリアルなものとして蘇ることと思います。久しぶりに再発されたこのDVDに収録された楽曲と演奏をお聞きいただき、四人囃子が残したものを再び感じ取っていただければと思います。

灘井敏彦(四人囃子リイシュー・プロジェクト・キュレーター)

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