新垣 勉
TSUTOMU ARAGAKI
千の風になって

2004年あたりから徐々にブームになり、2006年末の秋川雅史氏の紅白出演で一気に話題沸騰した楽曲『千の風になって』。この曲が浸透するきっかけとなった新垣勉のヴァージョンがこれである。
『千の風になって』は英語で書かれた作者不詳の詩『A Thousand Winds』が基になっていて、2001年に芥川賞作家の新井満氏が友人の妻の死をきっかけにこの詩を翻訳、自ら作曲、歌唱して『千の風になって』として録音したのが原点である。
この曲をたまたま耳にした新垣勉が、そのメッセージに感動し是非自分も歌いたいと熱望。2004年9月に新井満氏に次いでシングル盤としてリリースした。コンサートでこの曲を歌い終わる度、感極まった観客のすすり泣く声が聞こえるほどその反響は大きく、新垣は毎回コンサートで歌い続けることにより『千の風になって』は静かに浸透していった。
秋川雅史のヴァージョンがブレイクするのに連動し、2年以上前にリリースされていた新垣勉盤『千の風になって』も今、大きく注目を集めている。