BIG HORNS BEE
BIG HORNS BEE

Why can't we be friends?

2004.11.21
アルバム / VICL-61536
¥3,190(税込)
Victor

ファンク=ピース! 真のファンク“魂”を正統的に継承するBHBのオリジナルアルバム2004!
※BIG HORNS BEE TOUR 2005決定!!(詳細はインフォメーションページをご覧下さい)

  1. 01

    Vamp Intro

  2. 02

    Come Together

  3. 03

    Funky Juice

  4. 04

    Why Can't We Be Friends?

  5. 05

    Blowin'in Rhythm

  6. 06

    Rum&Peace

  7. 07

    Mission Impossible

  8. 08

    Peace of Love

  9. 09

    Vamp Intro (Reprise)

  10. 10

    Nuttville

BIG HORNS BEE 始動! 新たに佐々木史郎(Trumpet)を迎え、その鉄壁なアンサンブルがさらにパワフルかつタイトになって進化したBIG HORNS BEEが動き出した! 強力リズムセクションと一体化してGrooveするホーンサウンドは健在にして唯一無比! 日本の“ファンクインストのオーガナイザー”としての存在感! 極上のトラックス! The Beatlesのカバー「Come Together」をはじめ多数カバーに挑戦! 須永辰緒プロデュースによるBig Band Jazzナンバー「Nuttville(バディ・リッチVer.)」の新境地! アルバムタイトル曲「Why Can't We Be Friends ? featuring ゴスペラーズ」の収録もウレシイ! この極めつけファンクアルバムで・・・もう踊るしかないっ!!

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 BIG HORNS BEE始動! BHB名義としては、96年の『For You』以来なんと8年ぶり、“FUZZ JAZZ QUARTET featuring BIG HORNS BEE”名義のアルバム『HEAD ROOM』から数えても5年ぶりという、ほんとうに久々のアルバムだ。もちろんその間も彼らは、日本の音楽シーンを代表するホーン・セクションとして、精力的に活動してきた。
 “元米米CLUB”という説明も必要ないほど、BHBはその鉄壁のアンサンブルと、パワフルなパフォーマンスで、彼ら自身のライヴはもちろん、様々なセッションや、トップ・アーティストたちのサポートなどで、その分厚いホーン・サウンドを聴かせてくれている。“ぜひBHBと一緒にやりたい”と、彼らとの共演を望むアーティストも後を絶たない。
 そんな彼らが、待望のニュー・アルバムを完成させた。新たに、トランペッターの佐々木史郎を加え、そのアンサンブルはさらにパワフルに、そしてタイトになっている。そして全体のサウンドも、これまでの彼らのアルバムよりも、さらに新感覚のサウンドが展開されている。もちろんメインはホーン・セクションなのだが、それだけではなく、バンドのグルーヴ感も素晴らしいし、1曲1曲のアレンジもとても新鮮だ。まさに進化したBHBが、このアルバムで表現されているといえるだろう。
 今回は彼らのオリジナル曲が5曲に、カヴァー4曲という構成になっているが、オリジナル曲では、そのアレンジやホーンのアプローチを含めて、ホーン・セクションによる音楽の、新たなる可能性を提示している。沼澤尚の超絶ファンク・ビートとBHBとがひとつになって疾走する「Vamp Intro」、クラブ・ジャズ風の「Peace of Love」、グルーヴィーなファンク・ジャズ「Funky Juice」など、BHBならではの、新鮮なサプライズに満ちている。さらにビートルズの「Come Together」、WARの「Why Can't We Be Friends ?」、バディ・リッチの「Nuttville」、そしてあの「Mission Impossible」といったカヴァー曲の選曲と、アレンジのセンスもさすがだ。どの曲も単なるカヴァーの域を超え、とても新鮮な、“BHBミュージック”として生まれ変わっている。特にラテン・ファンクに変身してしまった「Mission Impossible」の斬新なアレンジは、アレンジャー金子隆博の本領発揮といえるだろう。また須永辰緒プロデュースによる「Nuttville」の躍動感も素晴らしいし、「Why Can't We Be Friends ? featuring ゴスペラーズ」では、BHBの“フレンド”であるゴスペラーズとの共演という、嬉しい特典もついている。そしてやっぱりどの曲も、5人のホーンの切れ味がほんとうに気持ちいい。今ホーン・セクションで、これだけヌケがよく耳に心地いいサウンドが出せるユニットが、どれだけいるだろうか。パワフルだけど、暑苦しくない。やっぱりBHBは、素晴らしいセクションだなということを、あらためて実感させてくれる。
 このアルバムは、BIG HORNS BEEというユニットが作り出した、極上のファンク・アルバムだ。でかい音で浴びるように聴いてください。心がスカッとなること、請け合いだから。

text by Yoshihiro Kumagai

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