アキラ・カジヤマ&タケノリ・シモヤマ
AKIRA KAJIYAMA & TAKENORI SHIMOYAMA
イントゥ・ザ・ディープ
INTO THE DEEP

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01
ザ・ミンストレル・シングス THE MINSTREL SINGS
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02
ヘヴィネス・オブ・ザ・ダスト HEAVINESS OF THE DUST
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03
ザ・ファイナル・ジャーニー THE FINAL JOURNEY
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04
チェンジ・ユア・フェイト CHANGE YOUR FATE
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05
アイ・リアライズ I REALIZE
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06
ジュエルズ JEWELS
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07
マザー MOTHER
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08
フォール・イントゥ・ザ・ディープ FALL INTO THE DEEP
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09
マイ・デスティニィ MY DESTINY
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10
ボトム・オブ・ザ・ウォーター BOTTOM OF THE WATER
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11
ザ・ワイルド・ホース THE WILD HORSE
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12
クリアー・ブルー CLEAR BLUE
HM/HRシーン屈指のギタリスト梶山章と、日本最高のパワフル・ヴォイスを誇る下山武徳によるニュー・プロジェクトがついに始動!その名もAKIRA KAJIYAMA & TAKENORI SHIMOYAMA!
あのジョー・リン・ターナー(元DEEP PURPLE、元RAINBOW)やグレン・ヒューズ(元DEEP PURPLE他)のHTPにも参加し、元ANTHEM、現THE POWERNUDEの森川之雄(vo)とのプロジェクトGOLDBRICKでも、そのコンポーザーとしての才能と、ギタリストとしての実力を知らしめている梶山。そして北海道のSABER TIGERや、島紀史(CONCERTO MOONのギタリスト)とのDOUBLE-DEALERのシンガーとしてその名を馳せ、アニメ「はじめの一歩」のエンディング・テーマでも強力ヴォイスを轟かせた下山。この素晴らしきミュージシャンとしてのセンスを持った2人のプロジェクトは、かねてよりメタル・ファンにとって夢の競演であり、その夢が現実となった本作「INTO THE DEEP」は、まさに夢の傑作と呼べる。
そのオープニング、"The Minstrel Sings"は、間違いなくメタル・ファンならば思わず身を乗り出し唸る熱いメタル・ナンバーだ。続く"Heaviness Of The Dust"では、心地いい突進力とキッズ必聴のメタリックなギター・ソロが楽しめる。そして3曲目に置かれているのはバラード"The Final Journey"だ。通常であれば4、5曲目に置かれるバラード・ナンバーを3曲目に持ってくるところは、中盤から終盤にいってもダレることなく最高のロック・チューンをファンに届けられるという梶山と下山の自信の表れとも言える。事実、流れるようなヴォーカル・ラインが魅力的な6曲目の"Jewels"や、下山圧巻の表現力が光る"Mother"、
野生的でありながら、どこかダンサブルでキャッチーな"Fall Into The Deep"、そしてクールなハード・ロック・チューンである"My Destiny"や"The Wild Horse"といったナンバーを始め、素晴らしい楽曲が、まさにパズルのピースのように上手くアルバムにはめ込まれていく。
アートワークは、「人間誰しも二面性、そう光と闇を持っている」という下山のイメージを具現化したものだ。美しい花を愛でる心と、それを燃やして破壊したくなる心を表現している。また、ダークな背景の中で灯る火は、物理的な光と影を意味する。
「INTO THE DEEP」、2人の稀代のミュージシャンが作り上げた、最高のアート。これは本当に傑作である。