小野 誠彦

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2016.06.03

幻のファースト・アルバム再発に合わせ、待望のハイレゾリリース!

レコーディング界で異才と呼ばれるオノ セイゲンだが、自身はアーティストとしても1984年にJVCレーベルよりファースト・アルバムをリリースし、1987年には日本人として初めてヴァージンUKとアーティスト契約したという経歴を持つ。そんなオノ セイゲンの初のアルバム『SEIGEN』が、最新技術でリマスタリングされ6月9日に再発することが決定!オノにとっては初のリーダーアルバムで、清水靖晃、笹路正徳、山木秀夫、土方隆行、金子飛鳥、白井良明、中西俊博といった、今もなお活躍し続ける巨匠達が作曲やミュージシャンとして参加している。

このCD作品は、日本ビクターが絵画やオブジェ、家具のようなインテリアとしての映像「ビデオ・インテリア」として当時の高画質・高音質メディアのVHDディスクで販売された映像作品『Manhattan』のサウンドトラックを兼ねて制作されたものだ。朝日を浴びるエンパイア・ステート・ビル、今はなき世界貿易センターのツインタワーを染める夕暮れの残照、幻想的な摩天楼の夜景、マンハッタンの光と影の推移をひたすら淡々と捉えた映像に、都市の躍動と刺激過多時代の孤独の安らぎを演出している。

当時の『Manhattan』のダイジェスト映像が配信されているのでこちらもチェックして欲しい。



自身のファーストアルバムをリイシューするにあたって当時を振り返りオノはこう語る。

「世の中にCDが登場したのは1982年10月。時代は、パンクからニューウェーブ、ミニマル、ヒップホップ、サンプリングなど音楽のスタイルと並行してレコーディング・スタジオ技術が激変した時代でした。今から振り返れば、制作時はまだ24歳の若者に映像作品『MANHATTAN』のサントラとは言え、ニューヨークまで同行し、好きなミュージシャン集めて、よくも好きなように作らせてくれたなぁと驚きです。結果的に6カ国もライセンス発売されて次につながって行くわけですから、人生どこでどんなチャンスがあるか全く予想できません。」

今回、再発される『SEIGEN』には、1984年にリリースされた9曲に加え、当時レコーディングのみされていたが未発表曲だった「みなそそく」、1983年のレコーディング当時の24chアナログ・マルチテープから新たにリミックスした「プライムタイム・モデル93」が収録されている。
更に、佐藤英輔による、「全てはここから始まった!」という一文で紐解かれる15ページに及ぶライナーノーツを記したブックレットが付属しており、オノ セイゲンという魔術師の歴史を知るのに十分な読み応えのライナーとなっている。

また、ハイレゾの第一人者として知られるオノ セイゲンだが、本作のハイレゾ音源は6月22日にVICTOR STUDIO HD-Music.をはじめとする各ハイレゾサイトにて、DSD 5.6MHz及びWAV音源で配信予定のため、音の違いを是非実感して欲しい。

作品のリリースを記念して、7月26日にミニライブ&トークセッションが東京・御茶ノ水のcafe104.5にて開催される。オノ セイゲン(Guitar)に加えて、ゲストにパール・アレキサンダー(Contrabass)を迎えての超レアなライブパフォーマンスと、オノ セイゲンと佐藤英輔によるトークイベントとなっている。日本が世界に誇る、レコーディング界の魔術師が繰り広げる世界に、足を運んでみてはいかがだろうか。


『SEIGEN』作品概要
2016年6月8日リリース(1984年作品の再発)
品番:VICJ-61752
価格:3000円+税
K2HD PROCESSING/HRカッティング




ミニライブ&トークセッション詳細はこちら>>
http://www.jvcmusic.co.jp/-/News/A001333/1.html

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