PROFILE プロフィール

武蔵野音楽大学卒業。同専攻科修了。
松本寛子、松内和子、松山善憲、ルドルフォ・リッチ、畑中良輔に師事。

1964年、日伊声楽コンコルソ特賞受賞。
1965年、毎日（現日本）音楽コンクール第一位、同時に海外コンクール派遣代表決定特別審査会の特別表彰を受賞。
1966年、ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院に留学し、ジョルジョ・ファヴァレットに師事。在学中より、トゥールーズ、バルセロナ、ジュネーヴ、バルドリーノの各コンクールに入賞。
1972年、ローマ国立歌劇場で「カルメン」のミカエラ役でデビュー。
その後、ローマ国立歌劇場を本拠に、ナポリ・サンカルロ歌劇場、フェニーチェ歌劇場、トリノ王立歌劇場等、イタリアの著名な歌劇場はもとより、ウィーン国立歌劇場、コヴェントガーデン王立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン国立歌劇場等世界各国の主要オペラ劇場に出演。
日本では、1974年「フィガロの結婚」のケルビーノ役でオペラデビュー、以後数々のオペラに出演する。中でも1998年、新国立劇場のオープニング公演、「蝶々夫人」での大成功は、記憶に新しい。また1999年、同劇場での初のオペレッタ、ヨハン・シュトラウスの「こうもり」のロザリンデを歌う。
歌曲の分野での活躍もめざましく、日本歌曲、イタリア歌曲はもとより、フランス、スペイン歌曲のコンサートも数多い。中でも1991年、ウィーン楽友協会主催の「歌曲の夕べ」の出演、1996年、4回公演の「トスティ歌曲100曲を歌う」は大きな話題を呼んだ。CDの録音も数多く、ビクター、ソニー、フォンテック、オーマガトキから発売され、そのいずれも高い評価を受けている。1986年ジロー・オペラ大賞、1990年親日鐡音楽特別賞、1998年モービル音楽賞。二期会会員。
2006年4月、紫綬褒章受章。