PROFILE プロフィール

1993年、地元である横須賀のバンド仲間だった佐藤トモ、中重雄、花岡昭和、菊池明によって遊び半分で結成したベンチャーズ・コピー・バンド「中重雄とサンセット・イン」がサーフコースターズの母体となる。翌94年に八木麻紀が加入し、「ザ☆サーフコースターズ」を正式に発足、デモ・テープを作成し、積極的にライヴ活動を行っていた。某日、ライヴハウスで演奏をしていたところ、テレビの新番組の出演者を探していた人物に声をかけられた後、その番組『えびす温泉』に出演し、デビューのきっかけを得る事となった。
 95年3月、ミニ・アルバム『サーフ・パニック’95』でデビュー、その後シングル「チェイシング・シャドウ」「イントルー
ダー」や、アルバム『サーフサイド・ヴィレッジ』をリリース。当時珍しかったエレキ/サーフ・インストの新たな担い手となるものの、年末のライヴを最後に佐藤が脱退。翌96年、サポート・ミュージシャンを迎えて『サーフェイス・インプレッション』を制作するが、リリース直後に花岡と八木が脱退、しばらくは中ひとりで活動する事となる。
 石野卓球やケン・イシイなどが参加したリミックス・アルバム『サーフデリシャス』や、プレイ・ステーション・ゲーム『ラ
ンナバウト』のサントラを経て、ライヴでサポート・メンバーとして参加していた栗田伸広、みやけこういち、酒井昌史が98年に正式加入。レコード会社をファンハウスに移籍し『サーフデリック』を、99年に『ザ・サーフコースターズ』、インディーズにて『スーパー・ランナバウト』をリリースした。また中は、小西康陽プロデュースによるソロ・アルバム『プレイズ・ポール・モーリア』を発表している。
 2000年には酒井が脱退、残りのメンバーでツアーを行い、初のベスト盤『フライ・アップ』や、インディーズで『サーフ
・イズ・デッド』を発表。またアニメ『地球防衛家族』、『破壊魔定光』のサントラを録音するなど積極的に活動している。
 01年みやけが脱退、新たにセキナオタカと西田貴世美が加入。西田のオルガンをフィーチャーした『イースター』や、翌02年には元ソフトバレエの遠藤遼一をゲスト・ヴォーカルに迎えたドアーズのカヴァー・シングル「ハートに火をつけて」とアルバム『レスプリ』、ゲーム・サントラ『ランナバウト3』をリリース。その後半年のブランクを経て心機一転、中、栗田.、セキの3人で03年にコロムビアより『サーフ・アタック』を発表。この年にはサーフコースターズとして初のアコースティック・アルバムとなる『PM』のリリースや、村上龍原作の映画『69 sixty nine』のサントラを手がけている。
 結成10周年を迎えた04年、新録を含むベスト盤『ミザルー』をリリースすると共に、サーフ・インストの本場であるアメリカ・ツアーを初敢行、サンフランシスコ周辺のみのツアーだったが、好意的に受け入れられる事となった。凱旋公演となる同年の国内のライヴの模様は、DVD『オン・ステージ』として発売されている。年末には『PM』の続編となるアコースティック・アルバム『プライヴェート・レコーディングス』を発表。
 05年にはゲーム『武蔵伝II ブレイドマスター』のテーマ曲を担当、その曲を含むアルバム『サムライ・ストラック』をバップより発売、日米同時リリースし、約1ヶ月に及ぶ北米ツアーを行い好評を博すが、同年8月の国内におけるライヴをもってしばらく活動を休止。その間の06年には、酒井をゲストに迎えた前年のライヴを収録した、サーフコースターズ初のライヴ盤『ライヴ』を発売。
 08年再集結し、『ブレイクアウト』(アメリカでのタイトルは『Outside Break』)を発表、3度目の北米ツアーを行う。
 09年にはテレビ・ドラマ『華麗なるスパイ』のサントラを手がけ、10年には、全曲新録音のベスト盤『ゴールド』を発表。
ここにはサーフコースターズの初期のレパートリーでありながら、当時録音していなかった未発表曲「サーフサイド・ヴィレッジ」が収められている。
 結成20周年を迎えた今年(14年)、12年リリースの中のソロ・アルバム『ミッション・ワン』に参加していたモーリーと伊藤こずえが、新メンバーとして加入。彼等のプレイはDisc-2に収録された新曲「オレンジ・フロート」で聴く事ができる他、今夏には08年以来のアメリカ公演を予定している。
***********************************************
※現在のメンバーは、中重雄(Guitar)、栗田伸広(Bass)、伊藤こずえ(Drums)、Morley(Guitar) の4人。

SHARE

DISCOGRAPHY ディスコグラフィー