PROFILE プロフィール
ダッシュボード・コンフェッショナルの中心人物、クリス・キャラバは15歳の時、叔父が買ってくれたギターを独学で始める。当時の彼はスケートボードに夢中で、高校生活終盤まで音楽に真剣になることはなかったという。高校卒業直後、クリスは、彼の最初のバンドVACANT ANDYで本格的に音楽活動を開始。アルバム1枚を制作後、THE AGENCYというバンドのアルバムに1枚参加した後、彼はFURTHER SEEMS FOREVERに加入する。バンドで活動する傍ら、このアコースティックのソロ・プロジェクトで何度かライヴを行い始めた彼が、Fiddler Recordsからのリリース用にレコーディングを始めた時、このDASHBOARD CONFESSIONALが誕生したのだ。
バンド名は、“家に車で帰る途中、車(のダッシュボード)が僕の懺悔を聞いてくれる“という彼の歌詞の一節からとられ、その時彼の頭にDASHBOARD CONFESSIONALという名前が浮かんだのだという。彼は、観客にもプロジェクトの一員としてライヴで一緒に歌って欲しかったので、個人名を付けずバンド名を付けた。VACANT ANDY時代から忠実なファンのいるフロリダを常に大切にしてきたクリスは、「フロリダのキッズは、他の地域のファンと違って本当にバンドをサポートしてくれる。僕もそのキッズのうちの一人だった。」と語る。しかし、また彼はツアーで米国全土をまわるようになり、行く先々でそこが自分のホームグラウンドであるかのように感じるようになった。彼の音楽は彼がサポート・アクトとしてプレイした数々のライヴ、口コミを通じて米国全体のファンに浸透していき、ライヴでは次第にファンの大合唱が起こるようになっていく。 Fiddler Recordsから2000年1月にリリースされたファースト・アルバム「SWISS ARMY ROMANCE」は、予想以上の成功をおさめ、この頃にはDASHBOARD…は単なるソロ・プロジェクトを超えるものとなっていた。NEW FOUND GLORY他を擁するDrive-Thru Recordsがこの作品に興味を示し、Fiddler Recordsより権利を買いとり、同年11月に再リリース。(現在はVagrantより再発売されている)
FURTHER SEEMS FOREVERを脱退、DASHBOARD…の活動に専念するようになっていたクリスは、次にVagrant Recordsと契約。NEW FOUND GLORY、MIDTOWN、THE MOVIE LIFE,HOT ROD CIRCUIT、RIVER CITY HIGHらとツアーを重ね、 2001年3月セカンド・アルバム「THE PLACES YOU HAVE COME TO FEAR THE MOST」をVagrantより発売後、レーベル・メイトとなったFACE TO FACEのサポート・アクト等をつとめる。ツアーに次ぐツアーでその“歌”を全米中に広げていった彼らは2001年12月にはミニ・アルバム「SO IMPOSSIBLE EP」を発売(このEPにはSUNNY DAY REAL ESTATEのダン・ホーナー(g)が参加)。2002年に入り「THE PLACES…」収録曲「Screaming Infidelities」のプロモーション・ビデオが制作されると、MTV2にリクエストが殺到、ビデオのオンエアがさらにその人気に拍車をかけていく。2002年6月には「MTV Unplugged 2.0」に出演、ミリオン・アーティストばかりが出演するこの番組への、当時ゴールド・ディスク(50万枚)に到達しようかというクラスだった彼の出演は異例のことだった。同年夏はWEEZERのサポート・アクトとしてアリーナ・クラスの会場をツアー。そして2002年8月末、MTV Video Music Awards 2002にて並居る強豪を押しのけて「MTV2 Award」を獲得し、秋にはASH、HOT ROD CIRCUITをサポート・アクトに従え、ヘッドライナーとして全米をツアー。12月には「MTV UNPLUGGED 2.0」をCD + DVDの2枚組として発売、その直後より新作の制作を開始した。
クリス・キャラバ Chris Carraba (vo, g)
ジョン・レフラー John Lefler (g, piano)
スコット・ショーエンベック Scott Schoenbeck (b)
マイク・マーシュ Mike Marsh (ds)