PROFILE プロフィール
ジョー・カーダモン Joe Cardamone (vo)
ジェフ・ワトソン Jeff “Captain” Watson (ds)
アーロン・ノース Aaron North (g)
アルヴィン・デガズマン Alvin Deguzman (g)
ドン・デヴォー Don Devore (b)
5年生の時に出会ったアルヴィンとジョーの2人は、同級生を迎えバンドを結成、NIRVANAを始め、当時よく聴いていたMUDHONEYからBLACK FLAG、DESENDENTS等のカリフォルニアのパンク・バンドなどのコピーをしていた。そのバンドがオリジナルのパンク・スタイルのバンドへと発展。KANKER SORESとなった。バンドは裏庭でのパーティーや、当時彼らのような若いパンク･バンドが唯一プレイすることを許されたハリウッドのthe Natural Fudge Co.での演奏を重ねていった。そんな生活を送るうち、自らレーベルを持つ地元のプロモーターからの提案で、500ドルでレコーディング。そのアルバムのおかげでLA以外でもライヴがブッキングされるようになった。この頃当時パンク･バンドGASSEXに在籍しライヴのブッキングも行っていたアーロン・ノース(g)に出会い、彼もバンドに参加することになり、同時期にベーシストとしてランスを迎え入れた。
'97年バンドは、TREDWELLとのスプリット・シングル用に4曲を録音。しかし、ドラマーのティムが交通事故で死亡。リリース前にバンドが解散したため、結局このシングルはリリースされなかった。'98年に残されたメンバーは新ドラマーを迎え、イカルス・ラインを結成。そして「Highlypuncturingnoisetestingyourabilitytohate」はイカルス・ラインの初作品としてHellcat Recordsからリリースされた。同時に録音されたEP「Red and Black Attack」はNew American Dream Recordsより発売されることになった。このEPのジャケットで、メンバーは黒の上下に赤のネクタイという揃いの服を着ることでティムへの追悼の意を表し、以降彼らはこの揃いのユニフォームを着るようになるが、これは常に“ヒップ”であろうとする多くのバンドと自分達を区別し、外見でバンドを判断しがちな世間の目を音楽だけに集中させるためでもあった。KANKER SORES活動時にAT THE DRIVE-INを前座に使ってくれと頼みに来たマネージャー、ブレイズがマネージメントをすることになった。その後もバンドにドラマーは定着することなく、何人も入れ替わった。'99年Ink & Daggerとのスプリット・シングルをアーロンが創始者の1人でもあるBuddyheadからのシングルをレコーディング。'00年末にはジェフ・ワトソンをドラムに迎え、マーク・トロンビーノ、アレックス・ニューポートとレコーディングを行い、ファースト・アルバム「モノ」を完成させ、BUDDYHEADよりリリースした（日本では02年6月、SONICLABELより）。
このアルバムはすぐに世界中のロック評論家から絶賛され（その中の1人がBBCの伝説的DJ、John Peel、彼のラジオ・ショウへの出演も果たした）、バンドはアルバム発売後2年間にわたり世界中をツアーしてまわった。レディングやリーズ、そしてロスキルドやサマーソニックなどのフェスティヴァルへの参加、数数え切れないほどのヘッドライン・ショウとThe Dillinger Escape Plan、Yeah Yeah Yeahs、A Perfect Circle、Primal Scream、Queens Of The Stone Ageやその他多数のバンドとツアーを重ねていった。そしてSXSWでのスティーヴィー・レイヴォーンのギター騒動やCAVE IN、THE STROKESのツアー・バスへのいたずら書き、そしてサマソニでの消火器ぶちまけ等センセーショナルなゴシップやコートニー・ラヴからラヴ・コール等とそれら精力的なのライヴへの絶賛があいまってバンドはその2年間で次作が最も期待されるアーティストへとなっていくのであった。そしてその2年間のツアー後彼らはマネージャー、ブッキング・エージェント、弁護士、リズムセクションを一気に首にし、そしてレコード会社が興味を持ち始めたとき12分もの長い曲のデモを聞かせていった。彼らはまた自分たちの費用でアルバムを製作しようとしたがそのときV2Recordsが興味を示し日本以外ワールド・ワイドで契約（日本では変わらずSONICLABELより）。そこからロスのスタジオに入った。最終的にはロンドンで最終作業が終了し、ミックスが施されアルバム「ペナンス・ソワレ」が完成した。バンドは早速Primal Screamとイギリスをまわり、The Distillersとアメリカをまわる予定になっている。
