PROFILE プロフィール

スカとレゲエとキューバの関係、もしくはジャマイカおよび全世界とキューバの音楽的文化交流のこと。
もともとボブ・マーリィー＆ザ・ウェイラーズもスカバンドだったように、50年代後半から60年代前半にかけてジャマイカの音楽シーンを席巻したスカは後の世界的なレゲエ興隆につながる。そして当時のスカ先駆者の多くが（例えば、ローランド・アルフォンソ、リコ・ロドリゲス、ローレル・エイトキンなどが）キューバ出身者であり、多くのヒット曲も元はキューバの曲であった。それは20年代からのキューバ移民の影響などによるもの。しかしながら、59年のキューバ革命によりキューバとジャマイカの文化交流は激減し、ジャマイカでのスカの大流行がキューバまで届くことはなかった・・・。
そんな革命により断絶されたキューバとスカ～カリブの音楽的文化交流を再現しようと、ロンドンのLinea 1という若き革新的なレコードレーベルの社長ピーター・スコットと、DJ、作曲家、プロデューサー、トップキャッツのリーダー、ギャズ・メイオールの盟友、サーカスでパフォーマンスをしていたこともあるというマルチなアーティスト、ナッティー・ボウがキューバに乗り込み、現地のベテランミュージシャンにスカのバックビートを伝授。孤高のシンガー、ベニー・ビリーや伝説のトランペッター、タンタンほか最高のパフォーマーたちが集まり超ハッピーなサウンドを繰り出すロックンロール・キューバンスカバンドをコンセプチュアルに結成。それがスカクバーノである。フジロック05出演やDown Beat Rulerへの飛び入り参加、そして単独公演も大成功を果たし、2008年9月には待望の再来日が決定！