PROFILE プロフィール
Yoko Miwa / 三輪洋子 ジャズ・ピアニスト、作曲家
兵庫県神戸市出身。4歳からクラシック・ピアノを学び、89年大阪音楽大学ピアノ科へ入学。この時期、ジャズに興味を持ち小曽根真の父、小曽根実(ハモンドオルガン奏者、ピアニスト)に師事し、後に小曽根真に師事することにもなる。音大卒業後は小曽根ミュージックスクールや他音楽教室での講師を勤めながら、関西地域でライブ活動を行う。 94年にジャズ理論を学ぶためバークリー音楽大学との提携校である甲陽音楽院へ入学する。
96年にはバークリー音楽大学の奨学金オーディションを受けトップ成績で合格する。翌年97年にバークリー音楽大学へ入学し、ジョアン・ブラッキーン、レイ・サンティシ等からパフォーマンスの他、作曲、アレンジ等を学ぶ。
卒業後の99年には、バークリー・スタッフに加わり、ボーカル部門の伴奏者として活動し、グラミー・シンガー、ケビン・マホガニーがボストン在住の際には、彼の専属ピアニストとして活躍する。ワシントンDCのケネディー・センターで行われた名誉ある<メリー・ルー・ウイリアムス・ウイメン・イン・ジャズ・フェスティバル>にも選抜出演する。 2009年にはフィラデルフィア・ミュージアム・オブ・アートでのコンサート・シリーズ<ジャズ・アフターファイブ>の演奏者に抜擢される。
2000年に結成されたYoko Miwa Trioは、ボストンのトップ・ジャズクラブ、”Ryles Jazz Club”や “Les Zygomates” で10年近くに亘り演奏する。2009年から世界のトップ・ジャズ・ミュージシャン達が出演する”Scullers Jazz Club”やブルーノートが経営する”Regattabar” にも定期的に出演し、毎公演ソールド・アウトとなるほどボストンで好評を博す。
2011年6月、新聞”Boston Phoenix” のミュージック投票では”Best Jazz Artist” の2位にランクされる。その年の9月には、ニューヨーク、リンカーン・センターの”Dizzy's Club Coca-Cola” に於いてジャズ・ピアニスト、マリアン・マクパートランドの93歳を祝う公開放送番組<コカ・コーラ、ジェネレーション・イン・ジャズフェスティヴァル>でも演奏し、マリアン・マクパートランド、マルグリュー・ミラー、ケニー・バロン、ビル・シャーラップ等の大御所ピアニスト達と同じステージに立ち、スタンディング・オベイションを受ける。
2011年の9月にはバークリー音楽大学のピアノ科の助教授に任命される。これは秋吉敏子以来、約40年ぶりに日本人女性がピアノ科のProfessor に選ばれたという歴史的にも名誉あるポジションである。尚、日本人が同大学で教鞭を執るのは彼女で4人目となる。
2011年、10月にはYoko Miwa Trio の5thアルバム ”Live at Scullers Jazz Club" がアメリカで発売され数多くの批評家達からの絶賛、注目を浴びている。
2012年、5月には昨年2位だったボストンの新聞”Boston Phoenix”ミュージック投票で1位”Best Jazz act of the year”を獲得。