PROFILE プロフィール

サブゼロ、あるいはアイスダウン、だめだめちゃん。
 OZROSAURUSや故・TOKONA-Xから、AIや中島美嘉までを手掛けるプロデューサーとして、彼を記憶している者も多かろう。
 しかし。それもこれも、昨日までの話である。これを読み、彼のアルバム――PimpG名義の『THA BINGOGAME』――を体験した後では、貴女が彼に対して抱く印象はすっかり変わっているはずだ。
 これは、そんな彼の物語である。
 小学生から外道だった。見かねた親からの「学校くらい出ておけ」という言葉に、「24歳にもなって、今さら国内の大学に行くのも……」という反発心から渡米し、ボストンの名門「バークリー音楽院」に入学。在学中に、地元の名士に資金提供を受けてビートを作り始め、紆余曲折を経て辿り着いたカリフォルニアで、Dr.ドレーのレーベル「アフターマス」にスカウトされる。その後はドレーの徒弟として、来る日も来る日も音を作り続ける「ビート蟹工船」のような時期を過ごしたという。だが、蟹工船ながらも充実した日々だったようだ。
 しかし、9.11以降の移民取り締まり強化を機会に帰国。それが2002年秋だったか。帰国後は、冒頭に書いたとおり多種多様なアーティストを幅広く手掛け、副業も上手くいっていた彼の人生を一夜にして変えたものがある。
 リーマン・ショックだ。
 それは2008年秋。米国のバブル崩壊に端を発するリーマン・ブラザーズの破綻により、彼自身の人生も崩壊&破綻。その後の数年間は、彼の名を聞くことも少なかった。実際、人知れずルンペン(死語か?)生活を送っていたのだという。
 だが……「back from hell」とは、まさにこのことだろう。彼は復活を遂げたのだ。PimpGとして。彼はいう。「あのリーマン・ショックがなければ、俺は自分のポテンシャルに目覚めることがなかったろう」。
 9.11が彼に与えたのが「転機」だとすれば、リーマンショックがもたらしたのは「覚醒」だった。
 PimpG。
 その名前には「ピンプ」も「G」も入っているが、もはやストリートのギャングスタやピンプとはまったく違う、ネクスト・レベルの存在となった彼。その後ろ盾として某・世界的財閥の影も囁かれているが、ここで憶測を語るのはやめておこう。
 彼には、ボディガード兼用のお弟子さんが24/7で付き従っている。そう、大物ピンプ転じてカリスマ牧師のDon“Magic”Juanに随行している弟子ピンプを想像してもらえばいいだろう。
 連絡手段:アメリカ合衆国大統領は携帯電話など持たない。同様にPimpGも、最新のスマートフォンを自慢げに振りかざす愚民とは一線を画している。そのため、彼と音声で直接コミュニケートできる手段は今のところ確認できていない。そのかわり、お弟子さんが公衆電話に走る場面が幾度か目撃されているという……。
 交通手段:長距離の移動はもちろん自家用ジェットだ。ガルフストリーム社のビジネス機である(“Like a G6”とかの“G”だ)。これが短距離になると――PimpGは短距離の移動はしない。いつも彼のいるところに用事のある者が向かうようだ。買い物は某百貨店の外商部、食品はKINOKUNIYAの宅配サービスといった具合に。
 さて、ずいぶんと長くなってしまった。これ以上、貴女を引き止めはすまい。PimpGのめくるめく世界へ、ようこそ……。
文/丸屋九兵衛(bmr)

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