PROFILE プロフィール
中村太地 (なかむらだいち) ◆ヴァイオリン
第24回ブラームス国際コンクールで日本人初の優勝を果たした他、若い音楽家ためのチャイコフスキー国際音楽コンクール、ハチャトゥリアン国際音楽コンクール、クライスラー国際コンクール、リピツァー国際コンクールなど、権威ある国際コンクールで多数入賞及び特別賞受賞。
3歳でヴァイオリンを始める。福岡県立小倉高等学校卒業後ウィーンへ渡り、ウィーン国立音楽大学でM.フリッシェンシュラーガー氏、ベルギー・エリザベート王妃音楽大学でA.デュメイ氏に師事。
20歳の時にソフィアフィルハーモニー管弦楽団との共演でヨーロッパ・デビュー。以来、ヨーロッパと日本を中心に演奏活動を行い、これまでにNDR北ドイツ放送フィルハーモニー交響楽団、サンクトペテルブルク交響楽団、ケルントナー交響楽団、九州交響楽団、セントラル愛知交響楽団、名古屋フィ ルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団などのオーケストラと共演。
ビクターエンタテイメントより「ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集」(ピアノ:江口玲)、辻本玲氏及び佐藤卓史氏とのピアノトリオアルバムをリリース。使用楽器はガルネリ・デル・ジェス。
佐藤卓史(さとうたかし)◆ピアノ
第11回シューベルト国際コンクールでの優勝と、その後の世界的な演奏活動を通して“現代随一のシューベルト弾き”の名声を確立。展開中のライフワークプロジェクト「佐藤卓史シューベルトツィクルス」では、
未完成作品の補筆を含む前人未踏のシューベルトのピアノ曲全曲演奏に取り組み、注目を集めている。
秋田市生まれ。高校在学中に日本音楽コンクールで優勝。東京藝術大学を首席で卒業後渡欧、
ハノーファー音楽演劇大学、ウィーン国立音楽大学で研鑽を積む。その間、ミュンヘンARD国際コンクール特別賞、シューベルト国際コンクール第1位、シドニー国際コンクール第4位・ショパン特別賞、エリザベート王妃国際コンクール入賞、カントゥ国際コンクール第1位、メンデルスゾーン国際コンクール最高位など受賞多数。ウィーン楽友協会をはじめとする欧州各地のコンサートホールのほか、2011年にはシリア・ダマスカスのダール・アル・アサド文化芸術劇場でソロリサイタルを開催。
指揮者ジョナサン・ノットの指名により同氏の東京交響楽団音楽監督就任記念演奏会のソリストを
務めたほか、N響、日本フィル、仙台フィル、山形響、神奈川フィル、大阪響、広島響、ベルギー国立管など内外のオーケストラと多数共演。「トリオ・ジャパン」(with石田泰尚・西谷牧人)、「トリオ・スペリオール」(with泉原隆志・上森祥平)各メンバーを務めるなど、アンサンブルピアニストとしての活躍は特に知られており、著名アーティストから絶え間ない共演オファーが寄せられ続けている。
近年は作編曲の分野でも活動を本格化させるほか、放送・配信・執筆・レクチャーなど幅広いフィールドで音楽の“楽しさ”と“奥深さ”を伝える活動に力を注いでいる。
http://www.takashi-sato.jp/