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“その後のSee-Saw”の活躍は、あたらめて述べる必要はないかもしれない。千亜紀は、“ソマリ”ネームでミニアルバム『マグノリア』をリリース。また梶浦は、映画、ゲーム、アニメなどのサウンドトラックのプロデュースを積極的に手がけ、今や注目のサウンドクリエイターとなった。なかでも彼女が2001年に手がけたTVアニメ『NOIR』のサウンドトラックは、オリコン初登場15位となるヒットを記録。このアニメの挿入歌「Indio」のヴォーカルに千亜紀を迎えたことが、“See-Saw”の再始動に繋がったのだった。

「挿入歌の話が出た時、そのシーンにすごく合う曲があって、これを歌えるのは千亜紀しかいない!と思った。それで“歌ってみない?”って連絡したら、“いいよ”って(笑)。その時はSee-Saw復活というところまで考えずに、また千亜紀とできるという喜びの方が大きかったですね」

と梶浦はいう。千亜紀にとっても7年ぶりのSee-Saw。でも、とても自然にSee-SawのCHIAKIになれた、と話す。

「ソマリとか、いろいろやっていたのに、See-SawになるとSee-SawのCHIAKIの声になるんですよ。See-SawのCHIAKIを演じているのか、ここが私のすべてなのか、いまだにわからないけれど、梶ちゃんの曲を歌うと、その声になる。あの頃のあの場所に戻って歌っている自分がいるんですよね」

2002年、『NOIR』と同じ真下耕一監督の熱望により、『.hack//SIGN』のTVアニメとO.V.A.のオープニングとエンディングテーマをすべて“See-Saw”が担当。「Obsession」(2002/5/22発売)は、18週にわたりチャートインを続けるロングセールスとなり、続く「edge」(2002/7/24発売)も初登場30位に。さらに冒頭で記したように、「あんなに一緒だったのに」(2002/10/23発売)は、初登場5位のヒットシングルになったのだった。NEXT
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