PROFILE プロフィール

<L. to R.>
デズ・ケンセル / Des Kensel (ds)
マット・パイク / Matt Pike (g, vo)
ジェフ・マッツ / Jeff Matz (b)

1998年、カリフォルニア州オークランドにて、伝説的ドゥーム/ストーナー・メタル・バンドSLEEPのギタリストであるマット・パイク<g, vo>を中心に結成される。結成当時のメンバーは、マット以下、ドラマーのデズ・ケンセルと、ベーシストのジョージ・ライス。翌年にはデモテープを制作するなどして活動。2000年、1stアルバム「THE ART OF SELF DEFENCE」を制作し、Man's Ruin Recordsより発表。

その後、2001年にMan’s Ruin Recordsが機能しなくなったことにより、バンドはレーベルとディストリビューションを失うも、Relapse Recordsとの契約を獲得し、2ndアルバム「SURROUNDED BY THIEVES」をレコーディング。アルバムは2002年に発表された。(1st「THE ART OF SELF DEFENCE」は、後にニューヨークのTee Pee Recordsよりリイシューされている)

同2002年、このアルバムを携えて、MOTORHEAD、MASTODON、SHADOWS FALLとともに6ヶ月にも及ぶUSツアーを実施。その後11月にはMASTODON、DARKANEとともに『EXTREME THE DOJO Vol.5』に出演するため来日。このワールド・ツアーが終わった2003年夏に、ジョージ・ライスが脱退。しかし、このツアーでの成功から、2004年初頭に『ALTERNATIVE PRESS』誌による、「25 most important metal bands(最重要メタル・バンド25組)」のひとつに選出される。同年バンドは、MELVINSやTHRONESに在籍していたジョー・プリストン(b)を迎え、さらにNEUROSIS、JON SPENCER BLUES EXPLOSION、NIRVANAを手掛けてきたスティーヴ・アルビニをプロデューサーに立て、05年2月に3rdアルバム「BLESSED BLACK WINGS」を発表。この「BLESSED BLACK WINGS」は、各国のメディアから大絶賛を浴び、『KERRANG!』、『REVOLVER』、『ROCK SOUND』、『DECIBEL』、『PITCHFORK』といった各国のロック雑誌が05年最優秀アルバムの中の1枚に挙げるなど、HIGH ON FIREの完全出世作となった。

 「BLESSED BLACK WINGS」リリースから程なくして、バンドはツアーに出発。フランス『HELLFEST』を筆頭に各国のフェスに出演し、同年6月には『EXTREME THE DOJO Vol.14』にて、DEW-SCENTED、MISERY SIGNALSとともに再来日。8月には、『SOUNDS OF THE UNDERGROUND』の記念すべき第1回目に、LAMB OF GOD、OPETH、UNEARTH、CHIMAIRAらとともに参加。その後、MASTODON、CLUTCH、GWARらとU.S.ツアーに出発。ところがツアー中にジョー・プレストンが脱退したため、残りの日程は元ZEKEのジェフ・マッツ(b)をサポートに迎え入れ、ツアーを乗り切る。そしてジェフはそのまま正式メンバーに。

新たなラインナップとなったバンドは、2006年6月より、NIRVANAやSOUNDGARDENらを手掛けた伝説的プロデューサーであるジャック・エンディノとタッグを組み、ニュー・アルバムの制作を開始。そして翌2007年の9月に、4thアルバム「DEATH IS THIS COMMUNION」をリリース。さらに、この年の『ROLLING STONE』誌にて、マットが「The New Guitar Gods TOP20」のひとりに選出された。

2009年、敏腕グレッグ・フィデルマンをプロデューサーに迎え、アルバム制作を開始。同年10月と11月の2ヶ月間、MASTODON、DETHKLOK、CONVERGEとともにU.S.ツアーを敢行。その後12月にはDEVILDRIVER、SHADOWS FALLをサポートに従えての、LAMB OF GODとのダブル・ヘッドライン・ツアーをオーストラリアにて実施。そして2010年2月、早くも『KERRANG!』誌と『DECIBEL』誌において、「2010年に聴かなければならないアルバム50枚」の中の1枚に選ばれた5thアルバム「SNAKES FOR THE DIVINE」を発表。

その「SNAKES FOR THE DIVINE」を携えての2011年のワールド・ツアー中、2月22日にニュージーランドのクライストチャート地震に遭い、その後『Extreme The Dojo Vol.26』で訪れていた日本では3月11日に東日本大震災に遭うという、とてつもない不運が彼らを襲うも、2012年、6thアルバム「DE VERMIS MYSTERIIS」を完成させた。そして、6月30日から、SLIPKNOT、SLAYEらとともに、『Mayhem Festival 2012』で2ヶ月以上にわたり全米をサーキットすることが決まっていたが、マットのアルコール依存症のリハビリのためキャンセル。

バンドは2014年より新作用の曲作りを開始。デビュー15周年を迎えた2015年に、通算7作目のスタジオ・アルバム「LUMINIFEROUS」をドロップする。マットがSLEEPでの活動も続けながら、2018年に、MOTORHEADのレミーに捧げたタイトルを冠した8thアルバム「ELECTRIC MESSIAH」をリリース。

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