2003.04.09

2003年3月11日 ウルヴァーハンプトン

同志よ

選択権があるなら、ノヴォテル(ホテル・チェーンの名前)には近付かないほうがいい。確かに機能的だけど、大学寮の寝室みたいに不快な魅力でいっぱいだ。「ナーズの復讐」のワンシーンのように今にもオーガーが「オタク!!」と叫びながら走って来そう。セパレート式トイレがあるなんていったいどういうことだよ?

とにかく、ノヴォテルのバーでカレーでも食って何杯か飲む以外に、ウルヴァーハンプトンでは月曜の夜にすることがない。

火曜はショーの日だった。Wulfrun Hallはソールド・アウト。イギリスはホントに俺達を甘やかしてる。巨大なバリケードがあって、聴衆から遠いのはちょっと奇妙だった。ここ最近のショーはまさに、観客の顔がすぐ目の前にあったから。これはむしろ「コンサート」って感じがした。俺が何を言いたいかわかってもらえるかな。おかげで俺達がジャンプしたりするスペースは十分あったけど。

またも、観客の盛り上がりは今までのライヴ以上だった。俺達はついに「Madhouse」まで引っ張りだすことになった。俺達が最後にこの曲をやったのがいつかも思い出せないくらいだ。

俺達はそれで終わり、楽屋に向かった。俺達を呼び戻す掛け声はどんどん大きくなった。前に言ったことがあるように、俺達はいつもアンコールをやらない。俺達は、めいっぱいプレイする。楽屋に戻り、観客が俺達を呼び戻すのを待つ必要はない。ステージは俺達がいたい場所で、俺達はむしろ可能な限り、観客と一緒にそこにいたいと思うから。

俺達は、めいっぱいやったつもりだった。でも、俺達のために叫ぶウルヴァーハンプトンのクレイジーなヤツらを無視することができなかった。ジョンがステージに現われて、どの歌が聴きたいか尋ねた。すると、あたかも計画していたかのように、1000人がほとんど完全に同時に叫んだ。「I Am The Law!」いったいどうやってそんなことができるんだ?

なので要望通り「I Am The Law」をプレイした。大盛り上がり。スゴいライヴだった。

ウルヴァーハンプトン、バーミンガム、ミッドランド、ブラックカントリー、どこから来たにせよ感謝するぜ。ありがとう。

今夜はマンチェスター、ソールド・アウトだ!

イェー!

ニコはキングだ。

スコット

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