同志よ、
俺が今までロンドンで見た中で最も晴れた日だ。空に雲ひとつない。良い兆ざしか?
フランク、ロブと俺は起きて、2時間のロック・ショーのゲストDJをやるためにXFMに行った。俺たちはAC/DCからDIMMU BORGIR、REFUSED、FAITH NO MORE、UFO、NAPALM DEATH、DOWN、BLACK SABBATHまでいろんなものをかけまくった。
それは無敵ショーだった。いつそれが放送されるのか、詳細はXFMを聞いてくれ。
俺は一日中取材をやった。それはロンドンでは普通のことだ。俺たちがそこにいる理由なんだから、それはOKだ。俺に言わせりゃ、英国でプレスをやりすぎるということなんてない。英国中の雑誌で過剰露出になるんじゃないかという心配を今、俺はする必要ないんだ。いわゆるロック、いやAlternativeなプレスに俺達が載らない理由などない。
バンドについて予想していた考えを捨てて、単に俺たちが作ったレコードを聴いてくれ。それは俺がファンやジャーナリストみんなにお願いしていること。レコードをただ聞いてくれ。その後でライヴを見にきてくれ。
ライヴに関して、俺は全く謙遜する気はない。俺達が一番だぜ!
俺はどんなバンドと比べてもANTHRAXは負けないと思う。俺たちは、誰とでもいつでもプレイする。メタルの海兵隊のように。誰よりも先に入り、誰よりも後に出て、俺たちを見に来るすべてのヤツをやっつけてやるぜ。
それがアストリアのソールド・アウトをもたらした。1996年以来、最初のフル・イギリス・ツアーの最後の夜。俺は、フランス人、オランダ人、ドイツ人、イタリア人、そしてスペイン人がイギリス人と比べてどうな反応をするのかわからないので、今日で最後だったらと思った。
昨夜のアストリアは俺たちが今までロンドンでプレイした中でベストな観客だった。本当に。ロンドンで最高の観客だった。俺たちの「腕を組んで疲れ切ったジャーナリスト・タイプ」なロンドンや他からやってきた人達でさえそれに同意した。ロンドンの観客とは思えなかった。むしろグラスゴーの観客のようだった。止まらないモッシュピット、枯れないエネルギー。俺には、ステージや音響も素晴らしく感じた。舞い上がって俺の足は床に触れることがないくらいだった。
俺の体格にしては太く鍛えられた「ヘンリー・ロリンズ首」は、知らず知らずのうちにヘッドバンギングしまくっていた。
俺はこのショーを忘れないだろう。それは1986年のHammersmith Palaisと同じくらい特別だった。
ありがとう。
ここでのツアーは素晴らしかった。夏のフェスティバルでおまえらの笑顔を見られるのを楽しみにしてるよ。
イギリスよ、ANTHRAXはすぐ戻ってくるだろう。君達のような素晴らしい聴衆の前で演奏するのは名誉なことだった。
バンドを代表して、俺はもう一度言うよ。ありがとう。
また会おうぜ、
スコット
追伸:海底トンネルは実に不思議だった。列車の中に乗ったバスのベッドにいるのは、「IN CONTACT」で、ジョディ・フォスターが乗った機械にいるみたいだった。今夜はパリ。着いたらすぐにフランスのコーヒーを飲みにいくぜ。
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