まず私が一番興味を引かれたのは、赤い男が背中に背負ってるメカだった。一体何の目的で、誰が作ったのか?私は町で作業をしている赤い男に思い切って声をかけてみた。意外にも赤い男は、あっさり私の話に耳を傾けてくれ、紳士的な態度で質問に答えてくれた。彼の名は、CUBE JUICE(音楽家)、彼の話によれば、背中に背負ってるメカはCUBE JUICE本人がが開発した、音楽をサンプリングするための楽器であることが判明。夜な夜な街に繰りだし有りとあらゆる音をサンプリングするCUBE JUICEは、私の探究心にますます火をつけるのであった。下に記した表は、CUBE JUICE本人の解説を元に図にしものである。
2002.3.24 マタチューケッツ大学 人類行動学研究学部 教授
1, ハードディスク:サンプリングされた音はここへ記録される。容量は標準で1GB。最大3GBまで増設可能。

2, RECボタン:STARTボタンで録音、STOPボタンで停止。一回背負ってしまうとボタンが押しづらくなるのが難点。

3,ステレオケーブル:ステレオ配線になっているがマイクがモノラルなため意味がない。

4, シーケンサー(CUBE ACE ver.2.002):その場でトラックを作れてしまうスグレモノ。MIDI IN /OUT,USB装備。
5, 外部入力端子:レコードなどはここからサンプリング。

6, 冷却ファン:連続稼働時に発する強烈な高熱から本体を守ってくれる。が、モーター音がうるさすぎてサンプリングの邪魔になる事も。

7, エフェクター: サンプリングした音はここで加工。本体とSCSI接続。オプションで5種類のエフェクトが選べる。

8, 電源

9, レベルインジケーター:マイクからの入力レベルをLEDで表示する。ピークぎりぎりに入力するのがコツ。
10, ステレオパワードモニタースピーカー:サンプリング素材はこのスピーカーでモニターできる。パワーアンプ内蔵。ボリューム調整は出来ない。

11, バッテリー電池:特注マンガン乾電池を2本使用。(水銀0使用)30分の連続使用が可能。

12, マイク:特注モノラルコンデンサーマイクを使用。本体からファンタム電源を供給。オプションでステレオマイクへの交換も可能。

13, 蝶ネクタイ:サンプリング中に急なパーティーの誘いもこれがあれば大丈夫。

14, 音声変換サングラス:音声を色に変換してくれるマジカルミステリーなメガネ。万に一つの確率の群青色なあの音もこれさえあれば逃さない。
15, 殺虫スプレー:何かと虫の多い森林でのサンプリングもこれで大丈夫。間違って人にかけてしまわないようにツマミはロックしておく。

16, サンプルフォーマットセレクター:フォーマットを16bitか24bitのいずれかに選択する。

17, FDD:サンプルデータはフロッピーディスクに一枚ずつがんばって保存する。AIFF,WAVを読み込み可能。本体とUSB接続。

18, ベルト:FDDの118kgという重さにも余裕で耐えられる強い味方。が、腰がやられる。
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