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〜風雨。

天気悪いなぁ。今日は「初花凜々」[注33] の店頭着荷日。どうなってるだろう?こっちに来てから、SINGER SONGER は山本や伸一[注34] にまかせっきり、相当大変と思う。メールや電話じゃ、なんとも歯がゆい。
今日はアップライトベースをやる予定なのだが、まだベースが届かない・・・時間足りないから焦る。顔には出さないつもりだけど、出てる、たぶん。僕はもともと顔が怖いので(顔が濃い&三白眼)少し眉間にシワがよっただけで、相当怖い顔になるらしい。ベースが到着するまで、車で5分くらいのとこにある近所のスーパーへ。たばこ、1箱5ドル・・・高い。30分後アップライトベース到着、すごく暖かい音。アタックが強すぎず、やさしい音。さとちゃん、ベースを弾いてる姿はほんとかっこいいのに、何であんなにアホなのだろう、もったいない。岸田くんオルガンに挑戦。この曲はコードが多く、且つ黒鍵だらけなのであえなく断念。ブズーキ[注35] をやってみようと提案するが、岸田くん、混乱モードに。Jazzフレーバーが濃くなりすぎてしまったようだ。当初のイメージはアイリッシュトラッド、ヴァン・モリソンだった。そこから少しずれてしまっている。相当ストレスがたまってるようで、皆がディナーを食べてる間2人で色々話す。今日は1曲もしくは2曲歌ってもらいたいのだが、歌える状態じゃないので急遽「虹色の天使」のミックスを明日の午後までに仕上げてもらうようフランに頼む。明日はNYからフィドル奏者の Bruce Molsky[注36] が来てくれる。
Donal Lunny[注37] を介し、過日、Bruce と岸田くんは東京でライブ共演を果たしお友達になったのだ。結局「真昼の人魚」のベーシックトラックを明日ブルースと一緒に録りなおすことに決め、ミックス作業の邪魔にならないように気を配りながらバンドリハーサルを始める。ここから抜け出すにはこれしか無いかも。明日、ブルースが素敵なバイブをバンドに与えてくれますように。

[注33] SINGER SONGERのシングル。
[注34] ビクター販促スタッフ、新婚。
[注35] アイリッシュ・ブズーキ。元々ギリシャで生まれた楽器が1960年代にアイルランドに伝承した。乱暴に説明すると " ギターとマンドリンのアイノコのような楽器 "。
[注36] トラッドフォーク界の伝説的フィドルプレイヤー。バンジョーやギターも演奏する。
[注37] アイリッシュ・ブズーキのパイオニアであり、プロデューサーとしてもヴァン・モリソン、シニード・オコーナ、エルビス・コステロなどを手がける巨人。