雪村 いづみ
スーパー・シック ~雪村いづみ オールタイム・ベストアルバム
2014.02.12
その他 / VIZL-604
¥6,600(税込)
Victor
デビュー60周年記念!初めてレーベルの枠を超えて選曲!
10代から現在までをたどるスペシャルDVD付!!
企画監修:佐野元春
CD1:モノラル時代=全盛期のヒット曲&代表曲を網羅
CD2:ステレオ時代=1960年代~現在まで、BIGシンガーとしての軌跡
DVDには新東宝映画とNHKにおける貴重な歌唱シーンが26曲(45分)
[全84P豪華解説書封入]
雪村いづみ×佐野元春スペシャル対談、ディスコグラフィー付
解説:北中正和、佐藤利明、出口一也
#1-CD
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01
想い出のワルツ (Live)
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02
ジャンバラヤ Jambalaya
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03
私にだけは言わないで Keep It a Secret
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04
はるかなる山の呼び声 The Call of the Far-Away Hills
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05
アイズ・オブ・ブルー Eyes of Blue
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06
オー・マイ・パパ
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07
青いカナリヤ Blue Canary
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08
シークレット・ラブ Secret Love
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09
麗しのサブリナ Sabrina
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10
マンボ・イタリアーノ Mambo italiano
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11
スィート・アンド・ジェントル Sweet and gentle
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12
チャチャチャは素晴らしい Milagros del cha cha cha
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13
セブンティーン Seventeen
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14
スマイル Smile
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15
マンボ・バカン Mambo Bacan
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16
ペーパー・キッス Paper Kisses
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17
チャチャチャはいかが Ain't Cha-Cha Comin' Out T-Tonight?
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18
恋人になって I WANT YOU TO BE MY BABY
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19
ケ・セラ・セラ QUE SERA SERA
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20
いとしのシンディ Cindy Oh Cindy
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21
ビバップ・ルーラ Be-Bop-A-Lula
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22
サヨナラ Sayonara
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23
フジヤマ・ママ Fujiyama Mama
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24
シュガー・キャンデー Sugar Candy
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25
火の玉ロック GREAT BALLS OF FIRE
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26
恋の片道切符 One Way Ticket
#2-CD
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01
アイ・ゲット・キック・アウト・オブ・ユー I GET A KICK OUT OF YOU
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02
サンディ SUNDAY
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03
アイ・エンジョイ・ビーイング・ア・ガール I ENJOY BEING A GIRL
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04
天使のハンマー
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05
フーテナニー・ママ
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06
ハロー・ドーリー
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07
ノー・ストリングス
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08
甘い調べ
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09
踊りあかそう
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10
ショウ・ミー
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11
ひこうき雲
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12
昔のあなた
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13
銀座カンカン娘
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14
東京の屋根の下
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15
スワニー
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16
はるかなる未来
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17
マイ・ウェイ
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18
時の過ぎゆくままに
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19
恋に恋して
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20
サンジャンの恋人 (Live)
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21
私はスノッブ(Live)
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22
ラ・ジャヴァネーズ (Live)
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23
もう憎しみはない
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24
トーキョー・シック
#3-DVD
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想い出のワルツ(新東宝映画『娘十六ジャズ祭』1954年1月9日公開)
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ガイ・イズ・ア・ガイ(新東宝映画『娘十六ジャズ祭』1954年1月9日公開)
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はるかなる山の呼び声(新東宝映画『娘十六ジャズ祭』1954年1月9日公開)
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オー・マイ・パパ(新東宝映画『東京シンデレラ娘』1954年4月26日公開)
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青いカナリヤ(新東宝映画『東京シンデレラ娘』1954年4月26日公開)
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ザッツ・アモーレ(新東宝映画『東京シンデレラ娘』1954年4月26日公開)
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タブー(新東宝映画『東京シンデレラ娘』1954年4月26日公開)
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セントルイス・ブルース(新東宝映画『東京シンデレラ娘』1954年4月26日公開)
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サイド・バイ・サイド(新東宝映画『乾杯!女学生』1954年6月29日公開)
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ベルボトム・ブルース(新東宝映画『乾杯!女学生』1954年6月29日公開)
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恋して頂戴(新東宝映画『乾杯!女学生』1954年6月29日公開)
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トラン・ブーラン(マレー語)(新東宝映画『トラン・ブーラン 月の光』1954年9月21日公開)
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南の花えくぼ(マレー語)(新東宝映画『トラン・ブーラン 月の光』1954年9月21日公開)
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南の花えくぼ(新東宝映画『トラン・ブーラン 月の光』1954年9月21日公開)
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ウシュカ・ダラ(新東宝映画『浮かれ狐千本桜』1954年12月28日公開)
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コンコン・コンガ(新東宝映画『浮かれ狐千本桜』1954年12月28日公開)
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想い出のサンフランシスコ(NHK『第14回 NHK紅白歌合戦』1963年12月31日放送)
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東京ブギウギ(NHK『ビッグショー 服部良一』1974年9月8日放送)
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ヘイヘイ・ブギ(NHK『ビッグショー 服部良一』1974年9月8日放送)
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銀座カンカン娘(NHK『ビッグショー 服部良一』1974年9月8日放送)
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青いカナリヤ(NHK『ビッグショー 雪村いづみ』1977年9月4日放送)
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オー・マイ・パパ(NHK『ビッグショー 雪村いづみ』1977年9月4日放送)
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私の人生(NHK『ビッグショー 雪村いづみ』1977年9月4日放送)
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はるかなる山の呼び声(NHK『ビッグショー 雪村いづみ』1977年9月4日放送)
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想い出のワルツ(NHK『第17回 思い出のメロディー』1985年8月17日放送)
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スワニー(NHK『SONGS』2012年11月3日放送)
キャラメル・ママと共演した名盤「スーパー・ジェネレイション」から服部良一の名曲(3曲)を収録。荒井由実が当初いづみのために書き下ろした「ひこうき雲」、佐野元春と共演した新曲「トーキョー・シック」「もう憎しみはない」も収録したオールタイム・ベスト。
(Disc 2) Licensed by ALFA MUSIC, INC (11), NIPPON COLUMBIA CO., LTD. (12~14), Sony Music Direct(Japan)Inc. (17~19), USM JAPAN, A UNIVERSAL MUSIC COMPANY (20~22), M's Factory Music Publishers (23,24)
雪村いづみは、1953(昭和28)年に16才でデビューして以来、62(昭和37)年までの10年間、専属であった日本ビクターに、洋楽ポップス、和製流行歌など、130曲余りの録音を残している。それ以降は、日本ビクターに加えて、アルファ、CBSソニー、東芝EMIなどのレコード会社からシングル盤やアルバムを発表したり、他のアーティストの録音にゲスト参加したりしている。いづみは、洋楽・邦楽の両方に広く取り組んでいるが、このCDセットは、洋楽を中心とした選曲となっている。
DISC 1「MONO Years」は、53年から60年までの間に日本ビクターから発表された音源から選曲されている。「想い出のワルツ」「はるかなる山の呼び声」「オー・マイ・パパ」「青いカナリヤ」など、いづみ初期の代表作を含め、アメリカンポップスや映画主題歌、マンボやチャチャチャなどのラテン・リズムもの、さらにはロックンロールと、若き日のいづみが取り組んだ様々な種類の音楽が収められている。
DISC 2「STEREO Years」は、日本ビクター以外の録音も含め、61年以降に吹き込まれた音源の中から、幅広く取り上げられている。得意とするミュージカル・ナンバーはもちろん、ジャズ、ミュゼット、そして荒井由実や服部良一の作品まで、歌唱力と表現力に一層の磨きをかけたいづみが楽しめる。中でも、佐野元春がプロデュースした最新作2曲は要注目。楽曲の素晴らしさもさることながら、デビューから60年を迎えてもなお、若々しくチャーミングないづみの歌声には感動をおぼえる。 (出口一也/ライナーより)
「これぞザッツ・エンタテインメント!」
佐藤利明(オトナの歌謡曲・娯楽映画研究家)
この映像アンソロジーには、雪村いづみがデビューしたばかりの1954(昭和29)年の新東宝映画の時代、そして1960年代から2012年にかけてNHKテレビでオンエアされた数々の貴重なパフォーマンスが収録されている。映像は時代を映す鏡というが、リアルタイム世代だけでなく、遅れてきた世代にとっても、その時代へと誘ってくれるタイムトンネルの入り口でもある。
雪村いづみがデビューした1953(昭和28)年は、戦後映画黄金時代のまっただ中。ステージやレコードで発揮していた天才少女ぶりは、映画出演により、一気に全国へと伝わり、彼女をさらにスターダムへと伸し上げることとなる。その立役者の一人が、『娘十六ジャズ祭り』『東京シンデレラ娘』の井上梅次監督。戦後ジャズ・ブームの最終コーナーに登場した雪村いづみが、「想い出のワルツ」「ガイ・イズ・ア・ガイ」「はるかなる山の呼び声」「オー・マイパパ」「青いカナリヤ」といったヒット曲を、次々歌う姿が、これらの映画の中に記録されている。ビクター・オールスターズを指揮する多忠修の姿や、舞台の袖で、彼女を見つめる古川緑波、フランキー堺、清水金一、そして伴淳三郎などの共演者の姿も、貴重な時代の記録となっている。
同じ井上梅次監督の『乾杯!女学生』で「Make Love To Me(恋して頂戴)」を歌うシーンは、その抜群の歌唱力とスイング感だけでなく、遅れて来た世代にもジャズ・コンサート・ブームの雰囲気を味わうことが出来る。
また、デビュー10周年を迎えた1963(昭和38)年12月31日の「第14回 NHK紅白歌合戦」での「想い出のサンフランシスコ」の熱唱には、渡米、そして日本でのミュージカル・アクトレスとして活躍していた頃の熱気が伝わってくる。さらに1974(昭和49)年のNHK「ビッグショー 服部良一」からのブギウギメドレーが圧巻。細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆らが参加した、伝説のキャラメル・ママとのセッションで、最高のパフォーマンスが堪能できる。
そして最後に収録されている2012(平成24)年のNHK「SONGS」からの「スワニー」の圧倒的な歌唱! かつてジュディ・ガーランドが映画『スタア誕生』(1954年)でこの歌を歌ったときのように、粋なタキシード・スタイル!もさることながら、前田憲男とウィンド・ブレイカーズとの息の会ったセッションが、雪村いづみファン、そしてジャズ・ファンへのこの上ないプレゼントとなっている。テナーサックスの稲垣次郎は、昭和20年代のジャズ・ブームから活躍してきた名プレイヤーであり、雪村いづみの60年の歴史と、日本のジャズの歴史を目の当たりにすることが出来るのだ。