ガンマ・レイ
GAMMA RAY
トゥ・ザ・メタル
TO THE METAL

Tr.11&12: 日本盤ボーナス・トラック
カイ・ハンセン率いるGAMMA RAYが、 1990年に「HEADING FOR TOMORROW」でデビューを果たしてから20年が経った2010年、通算10枚目のオリジナル・フル・アルバム「TO THE METAL」を発表!
今作に関して、カイはこのように述べている。
「本作に収録されている曲は、良い意味でのキャッチーさを意識し、尺はやや短めに作った。そして自分たち自身とオレたちの典型的なカラーを排除することなく、伝統と現代の間の橋渡しとなるようにトライしたんだ」
タイトルの「TO THE METAL」とは、Cheers to the Metal(メタルのために)と、Pedal to the Metal(アクセル全開)というダブル・ミーニングを持つ。
本作では、ゲスト・ヴォーカリストとして、この上ない人物も力を貸している。カイがHELLOWEEN在籍時にメイン・シンガーの座を託し、ギタリストに専念したカイと共に、「KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART 1」、「同 PART 2」という傑作を創り上げたマイケル・キスクが、“All You Need To Know”でゲスト・シンガーとして参加しているのだ。キスクがGAMMA RAYの作品にゲスト参加するのは、「LAND OF THE FREE」以来、15年振り。
また、アディッショナル・キーボードとして、ULI JON ROTH BANDの08年の来日公演に帯同した、コーヴィン・バーンが参加している。
2009年にSPVを離れ、今作からドイツのレコード会社EdelのレーベルearMusicに移籍している。CHICKENFOOTやSTRATOVARIUS、EUROPEらが現在ドイツにて所属するレーベルである。
2007年11月に「LAND OF THE FREE Ⅱ」をリリースし、同月16日のハンガリー/ブダペスト公演よりキックオフしたHELLOWEENとの奇跡のカップリング・ツアー『HELLISH ROCK』は、2008年10月11日のメキシコ/グアダラハラ公演まで続き、各地で大勢のファンを集めた。日本へは08年2月にやってきて、福岡、広島、大阪、名古屋、東京(2days)を訪れ、ソールドアウトを続出させたことは記憶に新しい。
その後2009年1月からレコーディング作業に取り掛かり、ミキシングやマスタリングを終えたのが2010年1月。1年間にもわたり向き合ってきた傑作「TO THE METAL」が、20周年・10作目という節目のタイミングでリリースされる。ここからまた、GAMMA RAY、そしてカイ・ハンセンが、愛するメタルのためにアクセルを力いっぱい踏み込む。