装置メガネ
青春メガネ

ジャンル:胸キュン青春テクノもの
装置メガネとは何者か。一言で言うのは難しいが、あえて一言で言うなら、「テクノ×80年代アイドルPOPS×ポリシックス×DEVO×秋葉系フリッパーズギター×メガネ」か…。ボーカルは、肌がきれいで可愛いキャラの「サミーちゃん」(左)。「こんにちは~!ボク、サミーちゃん!よろしくね!」というセリフと共に、ライブでは80年代アイドルそのままの振り付けで踊り狂う。作曲・演奏はクールな雰囲気のハカセキャラ「オノジャワくん」(右)。80年代J-POPのエッセンスを巧妙に取り入れた楽曲で、「あれ?どこかで聴いた曲だけど、何だっけ?」と思わせるテクニックは天下一品。NHK熱唱オンエアバトルでは、観客から「キモ~い!」と言われながらも、前人未到の5週連続オンエアを獲得。オーディエンスの反応も、出演するごとに「キモ~い!」が「キモカワイイ~!」になり、最終的には「カワイイ~!」になったという。フジテレビ「音箱登龍門」でも中野美奈子アナにそのキャラを絶賛される。テクノユニットでありながら、その芸風、もとい、音楽性は非常に幅広く、ライブだけで披露されるカバーソングはボウイの「マリオネット」、リンドバーグの「今すぐKISS ME」、光ゲンジの「ガラスの十代」と、80年代~90年代に青春を送った世代にとって涙なくしては聴けないナンバーの連続。しかし、それら楽曲はすべてやや装置メガネ独特のハイパーなテクノアレンジで演奏される為、ノスタルジーにひたる余韻を一切与えない。そして、聴いているうちに、何故か胸がキュンとしてくる。世の中にこんなユニットが一組くらいいてもいいでしょう。2006年最大の衝撃ユニット、装置メガネ。いよいよメジャーデビューです。(音楽評論家・淀川五郎)