トリプティコン
TRIPTYKON
メラーナ・カズマータ
MELANA CHASMATA

Tr.5: 日本盤ボーナス・トラック
HELLHAMMER、そしてCELTIC FROSTといったデス/ブラック・メタル・シーンにおけるスイスの伝説的バンドを率いてきたカリスマ=トム・ゲイブリエル・ウォリアーのTRIPTYKONが4年振り、通算2作目のオリジナル・アルバム「MELANA CHASMATA」をリリースする。
■タイトルの意味
タイトルの「MELANA CHASMATA(メラーナ・カズマータ)」とは古代ギリシア語で、正確に翻訳することは難しいそうだが、英語で近い言葉に言い換えるとしたら、『black, deep depressions/valleys(暗く深い渓谷)』となる。
また、2曲目“Boleskine House”とは、有名なイギリス人魔術師アレイスター・クロウリー(1875-1947)が、1899年から1913年の間に所有していたスコットランドはネス湖の南東海岸に建つ屋敷の名。かのLED ZEPPELINのジミー・ペイジ(g)もかつて所有していた。
■ギーガーの絵画をアートワークに使用
カヴァー・アートワークには、シュルレアリスムの天才画家H.R.ギーガーが75年に発表した絵画『Mordor Ⅶ』を使用。さらに、ブックレットの見開きページには、ギーガーとトム・ゲイブリエル・ウォリアーとの関係は今に始まったものではなく、CELTIC FROSTの傑作「TO MEGA THERION」(85年作品)や、TRIPTYKONの前作「EPARISTERA DAIMONES」(2010年作品)にも、ギーガーの絵画がアートワークに使用された。他にも、ELPの『恐怖の頭脳改革』のアートワークや、エイリアンのデザインでもギーガーは有名。
■日本盤特典
日本盤には、ボーナス・トラック “Into Despair”が5曲目に収められている。また、トムによる各楽曲解説文の日本語訳も掲載。(曲によってはV.サンチューラも執筆)