PROFILE プロフィール
1944年フランス・ニースに生まれ独学でギターを身につけ、米軍キャンプまわりやスタジオ・ミュージシャンなどを経て、ソロ・デビューしたのは1964年のこと。そのデビュー・レコードは「ハッシャバイ」と「風に吹かれて」のカップリングでした。65年のギリシャ映画「夜霧のしのび逢い」の日本封切版のサウンドトラックへ、彼の「砂浜」が主題曲としてはめ込まれ、一挙にクロード・チアリ時代が到来したのです。その後、カバー曲が中心ですが、次々にアルバムを制作し、67年初来日以来くり返し行われた日本でのライヴとあわせて、チアリの日本での知名度は、信じられないほど高まったのです。75年に日本人の奥様を貰い、85年には日本国籍を取得…など、広く知れわたっていることですが、持ち前の哀調を帯びたロマンティックなギターの調べに、さらに魅力が加わったのは年齢的な円熟味と共に、日本の風土の影響も大きいように思われます。