PROFILE プロフィール

オークラウロとは
「オークラウロ」はホテルオークラの創業者として知られる男爵・大倉喜七郎が、自ら愛好した尺八の音色で西洋音楽を演奏するために、昭和初期に考案・制作した金属製の多孔尺八。大倉の名前と、古代ギリシャの縦笛アウロスから名付けられ当時は奏者の養成や楽団による定期演奏会などが盛んに行われたが、戦後の財閥解体により大倉家のバックアップが難しくなると、演奏の機会が激減し、長らく忘れられた楽器となってしまった。

2011年、喜七郎の五十回忌を前にオークラウロの再生に向けた活動が始まり、コンサートやCD 発売、楽器の再製作などを通じて、幻の縦笛となっていたオークラウロが、尺八とフルートのハイブリットとして現代に蘇り、聴く者をはるかな旅路へと誘う。

SHARE