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ストーリー
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12月5日(水)
『春が来た』

ちょっと風が強いけど、快晴。いよいよラストシーンの撮影である。ラストシーンは、再生が始まった尾崎家の幸せを予感させるハッピーエンド。文字通り、『春が来た』のである。

桜が舞う二階建ての尾崎家全景を撮る。

プロデューサーを始め、撮影部、照明部、美術部、制作部と総出でサクラの花びらを舞わせることに。が、撮影が始まると風の向きが変わってしまった。風の向きに合わせて、『こっちから風が吹いてるぞぉー』とばかりにスタッフがあわてて移動し、右往左往。全員が全員、本当に真剣なのだけれど、傍から見ていると何とも滑稽でつい笑いをこらえてしまう。真剣であればあるほど、妙な可笑しさがあって「事実は小説より奇なり」ならぬ、「小説より可笑しい」というところか。
桜に気を取られていると、お芝居のタイミング出しがうまくいかなかったり、雲が出て陰ってしまったり、産みの苦しみが連発したが……、むかえた「カット!OK!」は感無量でした。

そして、主演として精神的にも撮影をリードしてくれた工藤さんが目の前の海に飛び込む!工藤さんだけ飛び込ませてはと、マネージャー二人も後を追って飛び込む!12月にもかかわらず、スイスイともう一つのメイン舞台である網小屋まで泳ぐ工藤さん。工藤さん、凄ぉーい!!
出演者、スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、様々な局面で撮影を支えて下さった佐賀の皆様、本当に、本当にありがとうございました。

 
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