音楽:千住 明
映画「涙そうそう」オリジナル・サウンドトラック
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01
青い空の下でI
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02
出逢いの記憶
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03
青い空の下でII
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04
約束 <main title>
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05
嵐の記憶~ヨウタとカオルI
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06
なんくるないさI
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07
なんくるないさII
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08
約束 <piano solo>
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09
青い空の下でIII
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10
恵子の想いI
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11
夏の空の下で
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12
届かない願いI
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13
からまわり
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14
届かない願いII
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15
悲しみの栞
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16
届かない願いIII
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17
ヨウタとカオルII
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18
恵子の想いII
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19
ヨウタとカオル
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20
祭りの夜
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21
晴れた空の下で
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22
不穏な噂
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23
ヨウタとカオルIII
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24
約束 <departure>
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25
同じ空の下で
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26
嵐の夜に
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27
ヨウタとカオルIV
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28
救急治療室
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29
悲しみのボート
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30
約束 <reprise>
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31
涙そうそう {涙=ナダ} Nada Sousou
泣いても、泣いても… 溢れ出す、君への想い。
いつも見守り、「がんばれ」と励ましてくれる。
そんな、あなたの“一番星”は誰ですか?
~名曲「涙そうそう」から生まれた、恋より切ない愛の物語~
この秋、永遠に心に残り続ける新しい涙と感動が日本中を包み込みます。 9/30(sat)ロードショー
土井裕康 監督作品
妻夫木聡
長澤まさみ
麻生久美子/塚本高史/中村達也/平良とみ/森下愛子/大森南朋/船越英一郎(友情出演)/橋爪功
小泉今日子
音楽:千住明
主題歌:「涙そうそう」夏川りみ
制作:「涙そうそう」製作委員会
(TBS/アミューズ/東宝/ホリプロ/TBS R&C/MBS)
製作協力:フィルムフェイス
配給:東宝
●イントロダクション
いつも見守り、「がんばれ」と励ましてくれる。
そんな、あなたの“一番星”は誰ですか?
――名曲「涙そうそう」から生まれた、恋より切ない愛の物語――
誰からも親しまれ、愛されている名曲「涙そうそう」をモチーフに、切なくも美しい、愛の物語が誕生しました。沖縄に生まれ育った、“血のつながらないふたりの兄妹”、洋太郎とカオルの小さな歴史の物語。ともに暮らす時間は永遠ではなかったけれど、それは笑顔に溢れ、何よりもお互いを思いやった、かけがえのない日々。“兄ィニィ”がカオルにくれた、大きな人間の愛を、『いま、会いにゆきます』の土井裕泰監督が、繊細なタッチで真摯に描き出します。
いつも笑顔を絶やさない、素朴で心優しい兄・洋太郎役に、日本映画界の若手トップスター・妻夫木聡。持ち前のナチュラルな魅力とさわやかな存在感を生かし、頑張り屋で誰からも好かれる青年を演じます。妹・カオル役には『タッチ』『ラフ』と、主演作が続く逸材・長澤まさみ。兄のまっすぐな愛情を一身に受けて、すくすくと育ち、明るくけなげに生きる妹の姿を、透明感たっぷりに演じています。また、そんな兄妹を取り巻く人々を小泉今日子をはじめ、麻生久美子、塚本高史、森下愛子、中村達也、平良とみ、船越英一郎、橋爪功など、豪華俳優陣が演じるのも話題です。舞台となる沖縄の雄大な自然を背景に、涙と笑顔のかけがえのない人間ドラマが、すべての人の心へ感動を届けてくれます。
主題歌は、「涙そうそう」。BEGINが作曲した心に残るメロディに、森山良子が情感を込めた詞をのせ、98年に誕生したこの曲は、01年に夏川りみによってカバーされ、累計100万枚を超える大ヒットを記録しています。
「涙そうそう」とは、沖縄の方言で、「涙がとめどなく流れる、ポロポロ止まらない」という意味。泣きたいときは、我慢しないで、思いっきり泣けばいい。泣くだけ泣いたら、もう一度明日に向かって歩き出そう・・・。涙に洗い流された素直な心には、希望が浮かび上がり、きっと温かく優しさに溢れる感動が沁み渡るはずです。
――この秋、永遠に心に残り続ける新しい涙と感動が日本中を包み込みます。
●ストーリー
ひとりぼっちのカオルを、どんなことがあっても守ってあげる――。
2001年、沖縄。いつか自分の飲食店を出すという夢を持ち、ひたむきに生きる働き者の青年・新垣洋太郎(妻夫木聡)。今日も食材運びのバイトに精を出している。沖縄の青空のように明るく、おおらかな性格の洋太郎だが、この日はいつにも増して陽気で、仕事をしながらたえず笑顔がこぼれている。それもそのはず、洋太郎が誰よりも大切にしている妹のカオル(長澤まさみ)が、高校受験に合格し、オバァと暮らす島を離れ、本島にやって来るのだ――洋太郎が8歳の頃、母・光江(小泉今日子)の再婚によって、洋太郎の妹になったカオル。だが、義父は姿を消し、母も幼い兄妹を残して天国に旅立ってしまった。以来、洋太郎は、「カオルはひとりぼっち、どんなことがあっても守ってあげるのよ」との母の遺言を胸に生きてきたのだ――。
そして今日から、洋太郎とカオルは、洋太郎のボロアパートでふたり暮らしを始める。船着場にカオルを迎えにいく洋太郎は、久しぶりの再会を前に、どこか落ち着きがない。そんな洋太郎を見つけて、満面の笑みで手を振るカオル。無邪気に兄を慕う様子は昔のままだが、16歳になったカオルの大人びた美しさに、洋太郎は驚き、呆然とする……。
翌夏、ようやく資金が貯まり、かねてからの夢であった居酒屋の開店に漕ぎ着けた喜びも束の間、洋太郎は詐欺に遭い、多額の借金を背負ってしまう。そして訪れた、医学生の恋人・恵子(麻生久美子)との別れ。やがてカオルは大学合格を機に、兄の部屋を出て行き自立することを告げる。
互いを想いやる感情を隠して会おうとはしないふたり。それから1年半後、ある台風の夜にふたりは再会を果たす。しかし、その時、ふたりっきりの兄妹の小さな歴史が、その短い終わりを告げようとしていた……。