ヴァンデンバーグズ・ムーンキングス
VANDENBERG'S MOONKINGS
MKII
MK II

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01
タイトロープ TIGHTROPE
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02
レピュテイション REPUTATION
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03
エンジェル・イン・ブラック ANGEL IN BLACK
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04
ザ・ファイア THE FIRE
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05
ウォーク・アウェイ WALK AWAY
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06
オール・オア・ナッシング ALL OR NOTHING
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07
ホワット・ダズント・キル・ユー WHAT DOESN'T KILL YOU
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08
レディ・フォー・ザ・テイキング READY FOR THE TAKING
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09
ニュー・デイ NEW DAY
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10
ハード・ウェイ HARD WAY
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11
ラヴ・ランズ・アウト LOVE RUNS OUT
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12
イフ・ユー・キャント・ハンドル・ザ・ヒート IF YOU CAN'T HANDLE THE HEAT
VANDENBERGやWHITESNAKEなどで確固たる地位を築いた、オランダが生んだ伝説的ギター・ヒーロー、エイドリアン・ヴァンデンバーグ。彼が結成したVANDENBERG’S MOONKINGSが3年半振りとなる2ndアルバム、その名も「MK II」をリリースする。デビュー作の延長線上にある、古き良き時代のハード・ロックを現代に見事に蘇らせたサウンドだ。
■17年振りの次は3年半振り
2014年に発表した1stアルバム「VANDENBERG’S MOONKINGS」は、芸術家としての活動や、幼かった娘の成長をそばで見届けるため永らく音楽制作活動を休止していたエイドリアンにとって、WHITESNAKEのギタリストとして97年に発表した「RESTRESS HEART」、そして同年リリースのアコースティック・ライヴ・アルバム「STARKERS IN TOKYO」以来、実に17年振りのハード・ロックへの復帰作であった。だが本作は、前作から3年半というタームでのリリースとなる。前作発表からあまり時間が経たないうちに新曲のアイディアを作り始めたエイドリアンは、かなり制作意欲旺盛な状態にある。
■若いメンバーとのケミストリー
今年63歳となったエイドリアンであるが、自分よりも遥かに若い他のメンバーとのケミストリーを感じているようだ。それについて、以下のように語っている。
「この数年は実に重要だった。デビュー・アルバムのレコーディング時は、メンバー全員まだ知り合ったばかりだったからね。それでもお互いの予想を超えるものは作ったと思うが。しかし本当に相手のことがわかるのはツアーに出てからだ。このバンドが放つエネルギーに俺が心から感銘を受けたのも、それからだよ。それを新作で表現したかった。ヤン・ホーフィングはシンガーとしてもフロントマンとしても更に成長した。長いキャリアの中で最高のベース・プレイヤーやドラマーと何度も共演してきた俺だが、それを踏まえて敢えて言うなら、セム・クリストフェル(b)とドラマーのマルト・ナイエン・エスからなるリズム・セクションは、俺にとっては最強だよ」
■前作と同じスタジオ
エイドリアンの最初の本格的なバンドTEASERで初めてレコーディングを行ない、前作「VANDENBERG’S MOONKINGS」でも使ったオランダはヒルフェルスムにある名門『Wisseloord Studios』を、今回も一部レコーディングで使用。60年代や70年代に製造された古き良き機材が充実しているスタジオで、彼らの分厚く、ハードなオールドスクール・ハード・ロック・サウンドに磨きをかけた。
■カヴァー曲も収録
デビュー作「VANDENBERG’S MOONKINGS」には、WHITESNAKE時代の“Sailing Ships”のセルフ・リメイク/セルフ・カヴァーし、収録。それには盟友デイヴィッド・カヴァデールが参加し話題となったが、本作にはアメリカ出身のポップ・ロック・バンドONEREPUBLICの大ヒット曲“Love Runs Out”という、意外なカヴァー曲が収録されている。