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CROSS TALK 20242024年入社・新入社員座談会

CROSS TALK 20242024年入社・新入社員座談会

ビクターエンタテインメントに入社を決めた理由は?入社してからギャップはあった? 学生の皆さんに一番近い先輩である新入社員7名に、社風や仕事について語ってもらいました。

※所属は取材当時(2024年12月)の部署です。

R.O.

デジタル
プロモーション

A.K.

デジタル
プロモーション

R.K.

デジタル
プロモーション

Y.M.

デジタル
プロモーション

R.H.

デジタル
マーケティング

S.K.

デジタル
マーケティング

K.T.

デジタル
マーケティング

CHAPTER

1

ビクターを選んだ理由は?

そもそも“音楽業界”というものを知ったのが就活を始めてからだったんだよね。軽音楽部でドラムをやっていて、音楽は好きだったんだけど、決して詳しいわけではなくて。調べていく中でビクターを知り、面接が進んでいく中でビクターから出ているいろんな音楽を聞くようになった。好きな音楽がいっぱいあるな、と気づいて最終的にここに決めました。

ビクターを知ったきっかけは、サカナクションが好きだったから。いつか仕事で携わることができたら最高だなと思いつつ、音楽業界以外も金融からメーカーまで幅広く受けていたな。

私は星野源さんが大好きで、音楽業界で受けたのはビクター1社。もともと、映像などのエンタメ業界に興味があって、そっちを中心に受けていたんだよね。ビクターの面接では、いつも前のめりになって話していたみたいで、人事担当者に「好きな思いが伝わってきた!」と後から言われました。素の姿をさらけ出せたのがよかったのかな。運よく拾ってもらった、という感じ。

面接は、取り繕っていい就活生を演じようとしても、面接官にすぐバレちゃう。「こんな音楽が好きだから、ここに入りたい!」という素直な思いをカッコつけずに伝えるといいんだろうね。私はかなり珍しいケースだと思うんだけど、音楽業界しか考えていなくて、受けたのもビクター1社だけ。サカナクションが好きでビクターを知って、「好きなアーティストがいる会社じゃないと入りたくないな」って選考を受けたら、奇跡的に内定をもらえたの。

1社だけ受けて内定もらった人なんて、ほかに聞いたことないよ (笑)。
私は小さい頃から音楽が好きで、高校生のときにはライブハウスに通い、大学生の頃は大手CDショップでアルバイトをしていたんだ。音楽業界のほかに広告会社も受けつつ、最終的には、「せっかく働くのなら、ずっとやりたかったことをやろう」という思いが決め手になったかな。

私も、音楽業界以外に航空関係やお菓子メーカーなどかなり幅広く受けていたな。音楽はずっと好きだったから、好きなことを仕事にできたらいいなと就活を始めて、中でもビクターは、音楽業界の中でも老舗としていい音楽を長く作ってきた会社、という印象があった。

僕も、星野源さんやサカナクションなど好きなアーティストが多くて、いい音楽を作ろうとしている会社なんだろうな、って外から見ていて思ってた。親族に音楽業界の人がいたのもあって、仕事を身近に感じやすかったのかもしれない。

軽音部で音楽活動もしていたんだよね。

うん。特に高校生のときに、後夜祭でライブをしたときのことは忘れられない。普段は殺風景な体育館が、音響と照明で非日常空間に一変していく様子にすごくわくわくして、こんな風に音楽を作る側になりたい、と思ったんだ。いろんな人の日常を彩りつつ、非日常を作る、そういう仕事がしたいなと思ったのが、原体験になっている。

CHAPTER

2

入社して感じたギャップは?

部署の多さにびっくりした! デジタルの部署と一言で言っても、DSP(配信のプラットフォーム)の担当とSNSの担当で分かれていて、音楽配信の裏にはこんなに多くの人がかかわってるんだ、と初めて知ったよね。

うんうん。僕は、もっと“業界人”みたいな人が多いのかな、って勝手なイメージを持っていた。派手な見た目をした人とか、カーディガン羽織って颯爽と歩いている人がいっぱいいるのかな、って(笑)。入ってみたら、優しくて誠実な人が多い会社だった。

イメージが偏りすぎ (笑)。「ビクターにはいい人が多いよ」って面接を受けている時に知人から聞いていて、本当にそうだったよね。

僕らの上司は一見強面な雰囲気なんだけど、どんな相談も無碍にすることなくきちんと聞いてくれる人。「こういう広告を出したい」「こういうお金の使い方をしたい」と提案すると、「何か得られるんだったら、やってみよう!」と快く引き受けてくれたり、実現するために関連部署に取り次いでくれたり。

基本的に背中を押してくれるし、難しい点は理論的に理由を説明して、意味のある否定をしてくれるのもありがたいよね。

やりたいなら挑戦してみたらいいよ、助けが必要なら入るよ、って他部署の人まで言ってくれる。

逆に、入ってみたらここが大変だった!というギャップは何かあるかな。

プロモーションもデジタル配信営業も、アイデアやスケジュール進行など臨機応変な対応が求められるよね。

音楽業界を含めエンタメ業界全般で、そういった対応に追われる忙しさはあるだろうね。そこは覚悟の上で入ったから、むしろ、思ったよりも労働時間がちゃんと管理されている!と感じてるかな。

そうだね。オンオフの切り替えの難しさで悩んでいたときは、上司が相談に乗ってくれて精神的なフォローもしてもらった。一人ひとりへのフォローの手厚さも、ビクターの良さだなって思ってます。

CHAPTER

3

音楽の捉え方、楽しみ方って変わった?

プロモーションは、世の中に広く音楽を届ける仕事なので、聴いたことのないジャンルの音楽を担当することもある。誰かの“好き”を作っていくために、この曲が好き、このジャンルが好き、という自分のものさしだけにこだわりすぎていたらダメだなって思う。世の中の流行りを感度高くキャッチし続け、外の世界にどう受け入れられるかという視点が大事なんだな、と思うようになりました。

私も、入るまでは音楽の好みが偏ってたんだけど、いろんなアーティストの曲を積極的に聴くようになったら、いいな、と思う音楽の幅がどんどん広がっていった! 音楽ってこんなに多様なんだ、という発見がありました。

音楽を届ける側の視点は意識するようになったよね。TikTokで面白い動画を見ると、以前は楽しんでいるだけだったのが、「どうやってこれを思いついたんだろう」と考えてしまう。

わかる!最近はSNSでバズってそのまま楽曲をリリースするアーティストも増えているけれど、彼らがあげている動画や広告がすごく気になるんだよね。入社する前はTikTokをインストールすらしていなかったから、入ってくる情報が大きく変わりました。

聴いたことのない音楽を聴いてみるとか、行ったことのない場所に行ってみるとか、音楽以外にもいろんなものに触れて経験することが、仕事の糧になる。全部つながるんだなってことも、すごく感じるよね。

私も実際に自分が好きだったエンタメの知識が仕事に活きた経験があるから、何にでも好奇心を持つことが大切だと実感した。学生の皆さんは、時間のあるうちに、ドラマや映画、舞台など、いろんなエンタメに触れておくといいと思う!

CHAPTER

4

ビクターで成し遂げたいことは?

デジタルプロモーション担当として、SNSの人を動かす力を日々実感する。デジタルの力を使って、新しい流れやムーブメントを生み出すようなことを達成したいな。

担当しているアーティストの成長を見届けたい、という思いはあるよね。例えばライブの規模が3年前より大きくなったとか、アリーナを埋められるようになったといった、目に見えるアーティストとしての変化にしっかり携わりたいです。

僕も、担当した若手アーティストと二人三脚で成長していくことが目標!もともとサカナクションが大好きで入社して、サカナクションの担当チームに入ることができた。そこで上司がボーカルの山口さんとすごく親しげにコミュニケーションを取っているのを見て、一ファンとして「どういうことですか⁉」と聞いてみたことがあったんだ(笑)。「君もこれから、そういうアーティストと出会っていくんだよ」と言われて、それが現実になったらものすごく楽しいだろうなと、今はわくわくしています。

私は学生時代に留学で海外に行っていたこともあり、「日本のアーティストを海外でも人気にしたい!」という思いがある。ビクターから海外に進出しているアーティストはまだまだ少ないから、自分が担当しているアーティストが海外公演したときに「こんなに人気があるんだ!」と実感できるようにしたいなと思ってます。

私はみんなとちょっと視点が違うんだけど、もともと人事志望で入社したこともあって、今の現場での仕事内容や働く環境の知見を踏まえて、ビクターの社員のみんながもっと働きやすいような会社にしていきたいなって思ってる。

僕は、チャートで1位をとりたい! とらないと入った意味がないって思ってるし、1位をとることが会社のためになるから。

カッコいい! でも、レーベルとして、そこは大事なところだよね。

プロモーションの仕事を通じて、いい楽曲を世の中に届け広げていくことで、チャート1位という結果につなげていきたい。宣伝なしに1位をとることは絶対にないと思っているから、宣伝担当として貢献していきたいと思っているよ。

僕はもともと制作志望で入ってきたので、音楽を作る側にいきたい、というのは目標としてあるな。

今は制作アシスタントのお手伝いもしているんだよね。目標に着実に近づいている実感はある?

そうなんだよ。あるアーティストの全国ライブを回らせてもらってて。リハーサルでがらんとしていた横浜アリーナが、一夜にして満席になりお客さんが笑顔で音楽を聴いている。その様子を目の当たりにして、こういう景色を一緒に見ることが出来る会社に入ったんだ、自分も直接携わりたい!とめちゃくちゃ思ったんだ。
制作に行きたいと人事にも上司にも言い続けていたら、チャンスをくれた。これから入ってくる後輩にも、「思いを言葉にして発信することって大切だよ」と伝えていきたいです。

CHAPTER

5

プレイリスト制作プロジェクト

ここで新入社員が入社してから手掛けた仕事の一つである「プレイリスト制作プロジェクト」を紹介したい。
ちょっと懐かしい名曲プレイリスト「なつメロ!」に加え、新人が選ぶサザンオールスターズ楽曲をまとめたプレイリスト「新卒サザン編」をリリース。いったいどんな経緯から、プロジェクトは動き出したのだろう。

「私たちの仕事は、新曲の配信やプロモーションはもちろん、長く愛されている楽曲やシーズナルな曲を時季に合わせて聴いてもらえるように、さまざまな形で届けることにあります。プレイリストの作成もその一環。『若い子たちにもっと届くように、新人だけで考えてみたら?』と上司から打診されたのが始まりでした」

ビクターの楽曲で夏を盛り上げるようなプレイリストを作ろうと、まず立ち上がったのが「なつメロ!」のアイデアだった。「夏に何を聴いたらアガるかな」と配信営業チームの3人がリストアップした楽曲を、プロモーションチームの4人がレーベルやアーティストサイドと交渉・調整しながら世に出していった。リストアップしていた中で、サザンオールスターズの曲を入れられたらいいねと盛り上がったことが、「新卒サザン編」につながっていったという。

「1組のアーティストにかかわる部署は多岐にわたります。社内の部門もそうですし、事務所サイド、レーベルなどとの調整が必要で、『プレイリストを作りたい』という思いだけで話は前に進みません。アーティストサイドにどんなメリットを提供できるか、説得力のある提案ができなければいけない。いかに曲の再生につなげていくか、SNSプロモーション施策を含めて4~5回にわたるプレゼンを重ねながら、思いをすり合わせていきました」

プロモーション施策では、“最後の夏フェス出演”と銘打ってサザンオールスターズが出演した「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024」で参加者インタビューを実施し、その動画を投稿する企画も立ち上げた。

「サザンオールスターズは、いつも新しい曲を生み出し、最前線を走ってきたアーティストです。フェスという最新のリアルな現場の熱量を、若い世代に届けていきたい。そんな僕たちの提案に共感してくださり、プレイリストを形にしていくことができました」

プレイリストづくりを通して、再生回数が目に見えて伸びていく達成感は大きかったという。アーティストチームへの提案に向けて動いているプロモーションチームの様子を見ながら、「プロモーションにいる同期4人がいれば、やってくれるんだろうなという信頼があった」とプロジェクトメンバーは話す。

「プロモーション一つでこんなに数字が大きく上がるものなんだ、という学びは大きかったです。はじめて同期のみんなと出せた数字。連携の大切さを実感しました」

SNSを通じて、リアルな反応が次々寄せられたことも、プレイリストにかかわったからこそ得られた醍醐味だったそう。

「エンタメ業界にいること、音楽業界にいることの実感がすごくありましたね。SNSでプロモーションを打ち出すと、『作ってくれてありがとう!』『このプレイリスト最高!』というコメントが続々と入ってくる。各所との調整は大変でしたが、諦めずにやってきてよかったなと心から思いました」

プロジェクトを進められたのは、チャレンジを後押ししてくれるビクターの社風の影響も大きかった。

「僕らの無邪気なアイデアに、『やってみなよ』と言ってくれる上司がいた。突っぱねることなく、どういうことがしたいのかをちゃんと聞いてくれて、実現させるための道筋を示してくれるんです。長く制作サイドにいた上司だからこそ、『このプレゼン内容のこの部分が引っかかるかもしれないね』と具体的な指摘をしてくれて、本当に頼りになりました」

最終的にアーティストチームからは、若い力と一緒に動けてよかったという、うれしい言葉もいただけたという。「本気で提案すれば、意外と物事を動かせるんだ、という自信になった」と笑顔。次に続く後輩には、「無邪気に壁にぶつかりながら、同期やチームの力を信じながら、乗り越えていってほしい」と力強いエールを送っている。
2023年入社・新入社員座談会