Vol.1   Vol.2   Vol.3   Vol.4  Vol.5
 
【Vol.2】
 しかしまあ何ですな、ホームページというのはアレですか、更新しなきゃいけないんですか。なかなか面倒くさいですね。で、前回はどこまで離しましたっけ? え? 目から60cm? あ、それは我々の老眼の話ですね、どこまで話しましたっけ?
 そうそう湯川っていうのが、なかなか出来た男だ、って話をしてたんですな。じゃ今回はそもそもWhy湯川?ってその辺を話して参りましょうか。
 実はこれは昔から良くあるコネ、っていうやつにほかならないんですね。湯川氏の高校の頃からの悪友で、H前Gさん、という人がいるんですよ。え、H前は判るけどその後のGは何なんだって? うーん・・・何なんでしょうねえ。何か呼んでるうちにそうなっゃったんですよ。そうですね、言ってみればうちのバリトンの三平の英語表記が、いつの間にか"Sampeig"になっちゃった様なもんですかね。これも何で「サムペイグ」なんでしょうね。きっと飲み屋で、昔のビッグバンドには必ず一人二人ラテン系の名前というか、プエルトリカンらしき男がいるな、おういるいる、我々もいた方が本物感が出るな、それもそうだ、じゃ三平でいいか、オーケーオーケー優勝優勝、みたいなことで決まっちゃったんじゃないかと思いますよ。で、そのH前Gさん、というのが驚いちゃあいけませんよ、トランペットの名取氏の従兄弟、ジュウキョウダイ、じゃありませんよ、イトコだったんですねえ!
 で、若かりし頃の湯川氏が丁度我々がヴィヴィッドさんからの二枚目を出した頃ですかね、面白いバンドがあるんだよ、って話をそのH前Gさんとしてて、そしたら、「あ、それ俺の従兄弟」って事になっちゃったんですね。何だ、それだったら会って話ぐらいできるだろう、って事で今日に至っちゃうんですね。あ、いきなり今日に至る、は飛ばしすぎですね。最初に会ったのは・・・・うーん、ちょっと記憶があいまいなので湯川氏にも確認してみましょう。

「あ、もしもし? 吾妻ですがどうもどうも。あのさ、名取さんがH前Gさんの従兄弟だってことで最初に会ったじゃない。」
「吾妻さん、違いますよ。H前Gは名取さんの奥さんの従兄弟ですよ。」
「え? あーそうか、そっくりだ。アハハ」
「しっかりしてくださいよ。」
「で、確か俺と湯川氏とH前Gさんの3人で吉祥寺のNろで会ったんだよな?」
「全然違いますよ、新宿のT玄房で吾妻さんと牧さん、名取さんに俺とH前Gの5人で会ったんですよ。大丈夫ですか?」
「うん。薬は飲んでる。しかし大人数だね。」
「間違いないですよ。俺、まだペイペイの頃で2万円しか持ってなかったけど5人で十万円は飲んだと思いますよ。」

どうも信憑性に欠ける様な気もするので牧にも確認してみましょう。

「あ、もしもし?あのさ、最初に湯川に会ったのってどこだか覚えてる?」
「あ、それは新宿の」
「やっぱりT玄房か。」
「違う、厚生年金のそばの飲み屋。」
「へえ・・・、そこに5人で行ったのかな?」
「いや違う。俺と湯川氏の二人。」

こうしてどうでもいいこと、というのは歴史の中で埃にまみれていくわけです。
2006.9.7 UP