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アルバム『ABRACADABRA』収録曲「ユリイカ」を4種類フォーマットで聴き比べ:レポート

日本のロック・シーンの第一線で活躍し、後続のバンドにも影響を与え続けるBUCK-TICK。彼らの22枚目のオリジナル・アルバム『ABRACADABRA』は、これまでの音楽メディアをほぼ網羅したフォーマット=アナログ・レコード/カセット・テープ/CD/ハイレゾ/ストリーミング配信でリリースされています。今回は幸運ながら、ビクター・スタジオにてアルバム収録曲「ユリイカ」をストリーミング配信を除く上記4種類のフォーマットで聴き比べさせていただきました。

まずはCDから。デジタルな質感で音の輪郭がくっきり見えるとても耳なじみのある音です。「ユリイカ」の持つアップテンポなロックに非常に合っていると思いました。

続いて聴いたのはハイレゾ。CDと比べて明瞭感がアップしています。高域の“ギザギザ感”はとてもなめらかになった印象で、ギターやドラムの音はアグレッシブなアタックを保ちながらも上品です。曲の後半で登場するコーラスが、より広く立体的に感じられます。

アナログ・レコードでは、中低域に“コシ”がありながらも高域はハイレゾと比べてよりシルキーな質感。またCDよりパンチはないけれど耳が疲れないため、ずっと聴いていられるサウンドと言えるでしょう。ボーカルも豊かに聴こえます。

最後はカセット・テープ。カセットらしいザラつきが“良い味”を出しています。ギターのひずみ成分やキックのアタックがより前に押し出されてアグレッシブに聴こえ、全体的に元気の良いサウンドと言えます。

4つを聴き比べた結果、個人的にはハイレゾが一番好みでした。これは個人差があるので、ご自宅に再生環境がある方はすべて購入して聴き比べし、ご自身の“マイ・ベスト・フォーマット”を見つけてみるのもお勧めです。ちなみにアナログ・レコードは、ジャケットを絵のように飾って眺めるのも楽しみ方の一つ。ぜひあなたの好きな方法で、『ABRACADABRA』を楽しんでみてはいかがでしょうか?

Text:中川謹
(サウンド&レコーディング・マガジン編集部)

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BUCK-TICK『ABRACADABRA』
2020年9月21日(月)リリース
完全生産限定盤A (SHM-CD+Blu-ray) VIZL-1787 / ¥5,500+税
完全生産限定盤B (SHM-CD+DVD) VIZL-1788 / ¥5,000+税
通常盤 (SHM-CD) VICL-70244 / ¥3,000+税
完全生産限定アナログ盤(2LP) VIJL-60228~9 / ¥4,500+税
完全生産限定カセットテープ VITL-70244 / ¥2,800+税

『ABRACADABRA』スペシャルサイト>>

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