【Horns】
ニューヨークの若手ブラス・セクションとして、現在最も活躍しているeast 4th HornS。一連のSMAP、SMAPPIES作品を初め、日本のCDにもたびたび登場しており、彼らを知らずとも彼らの演奏を耳にした人達は日本にも多いはずである。
east 4th HornSのメンバーはトロンボーンのジョン・ウイラー、トランペットのトニ ー・キャドレック、サックスのジョン・スカプーラの3人。トロンボーンのジョンとサックスのジョンはボストンのバークリーの音楽院で、トランペットのトニーはバークリーから近いニューイングランド・コンサバトリーでそれぞれの楽器と音楽理論を 学んだ。
彼らは1986年に各大学を卒業。ニューヨークに進出しそれぞれの活動を続けていたが、1992年に現在のeast 4th HornSを結成。現在はこのグループの活動とそれぞれに個人的な活動を続け、テンプテーションズ、ナタリー・コール、マリア・シュナイダー、バリー・マニロー等トラディショナルなアーティストをはじめ、ヒップ・ホップ・プロデューサーのトニー&ルイ・ベガの作品にも多く参加している。またトランペットのトニーは、1999年度ボストン・ポップス・オーケストラ独立記念日コンサートにゲスト・ソロイストで招聘され、サックスのジョンはタワー・オブ・パワーにも在籍していた経歴を持っている。
ブラス・セクションというと、どうしてもタワー・オブ・パワーやメンフィス・ホーンズ、またはJBsといったところの演奏を想像しがちだが、基本的にこのアルバムでは彼らの卓越したホーン・アレンジメントに焦点を当て、一般の人達に聞きやすい音楽性を目指している。
本アルバムでは全6曲収録で3曲をオリジナルとし、3曲を良く知られたポピュラーなメロディーで構成されている。またその内の2曲ではゲスト・ボーカリストを迎えている。
|